読売新聞の14日の社説。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20061113ig90.htm
いじめで、相手をののしったり、身体的特徴をあげつらったりする行為も侮辱罪や名誉棄損罪に問われることがある。殴ったり蹴(け)ったりすれば暴行罪だし、それでケガをさせれば、傷害罪も成立する。「トラブル」どころではない、いじめはそれ自体が犯罪なのだ。
(中略)
学校が非常事態のとき、校長を孤立させてはいけない。教委には、そのための支援態勢も求められよう。
たまたま、今読んでいる本で校長さんってのは、いわゆる会社の社長さんではなくて単なるフランチャイズの店長さん以下の権限しか与えられていないと。教員をクビにすることも出来ない。で、それは教育委員会の仕事だと。
こんな構図になってたら、校長だって無力感に囚われて死にたくもなるわな、そりゃ。
(この本に関しては別途書きます。)
タイトルが、「半分だけ」っていうのは、具体的な抑止方法を書いてないから。素人が考えたって、例えば、いじめたヤツの名前を貼り出すとか、「ぼくは同級生のXXXXくんを自殺させました」ってタスキを掛けさして 学校に行かすとか色々有るはず。せめて、そういう提案が欲しかった。親を始めとして、具体的な施策がないから、右往左往しているってのは、明らかなのに。
[いいですね] まったくもって同感。いじめられて自殺した中1の女子生徒の両親が、今後同じような被害者を出さないよう自分の娘の写真を公開したけど、この行為によって何もいじめという状況には変化はないと思う。未成年者が犯す事件については、とかく加害者の権利がいつも優先される日本の社会・法律に納得いかないな。これだけ世の中の状況が変化している中で、なぜに現場に最も近い校長でなく教委しか決断権がないのか、腹立たしい。問題が起きたときっていうのは、人間の本心が見えたりするけど、よくあるバレーボールで敵からボールが返ってきた際、きっと身内の誰かが取るだろうと思って、結局みんなで顔を見合わせて誰も取らなかった、に似た状態が起きることは子供・大人に限らずやっちゃあいけないんだと思ってる。
投稿情報: chubby | 2006/11/16 09:49