今読んでいる「ゲームオーバー宣言」っていう新刊書、なにやら世界最大の汐留にある広告会社さんのOBのひとが書いた本らしいんだけど、ちょwwwwおまwwwwwみたいな突っ込みどころ満載なのでメモしておく。
しかも半分ぐらい別の著者が持ち回りでやっつけてる感じ。とでも言えばいいのか。
「マルチメディアという言葉を考えたのはオレ、でbillgにもオセーテやったんだぜ!」とかバナー広告をYahoo!のジェリーに見せて衝撃を与えてやったぜ!とか。で、まるで「バナー広告がインターネットでの広告の常識だ!」みたいなことがものスゴく当たり前のようにしかも誇らしげに書いてあるのでちょっと考えてみた。
これをきっかけに、前々から思っていた「バナー広告ってうざくね?」って。それは何故か。
別に読んでる「New Rules of Marketing and PR」って本にこんなようなことが書いてあった。
これまでのマス広告はひとが何かしているのを中断させて、思いっ切り邪魔をして無理矢理見せるシステムだった。でもこれからの広告はもっと能動的(自然にみえるよう)になるべきだし、実際、そうなってる。
っていうくだりがあって「あぁ、そういうことか。だからTV CMとかの不快感と共通するものがバナー広告にもあるんだな」って。
だいたい例のシカクのバナーって回りのコンテンツからは如何に目立つか!!を競っていてそれって、つまりそれって何かを探してあるサイトに行ったのに、「ココココ!!ココを見て!アタシを見てクリックして!!」っていうようなつまり他からどれだけ際立つか、異様か、他のことを中断させてクリックさせるか、ということだ。それってこれまでのマス広告の発想となんもかわんないじゃんって。
だからニュースサイトとかポータルサイトとかECサイトとかにバナーが貼ってあると「自分が知りたいことが中断される」のが無意識に判ってしまって「不快になる」のだ。
ということで世にあるみなさまのブログでも、バナーがイッパイあるのは生理的にダメなんです。だからVoxがイイんだよなぁ。自社のバナーばっかだし、最近ヘンなバナーも少ないし。てなこといってるとまたガツンと始まっちゃうのかな?
ところで、もともとこれを書こうと思った最大の理由は、富士山を世界遺産にして「日本ブランディング」を作ってガッツリ世界にアピールしよう!!という章をざらっと斜め読みして、「あ!これってGaneshさんが書いてたけど、絶対に無理っていうほうがスゴく説得力あるなぁ」と思ったってーのが元々のツッコミのキッカケだったんだった。
自分でもよく覚えていたもんだ、Ganeshさんの記事。1ヶ月も昔の記事なのにね。すごく印象に残ってたってことでしょう。
ということでイタイ本とイイ本を同じ記事で紹介するっていうのをやってみた。
[いいですね] すごく言えてると思います。
投稿情報: herorin | 2008/09/04 01:52
汐留の方は所属と経歴でだいたい鋭さとかがわかるんですが、Amazonに書いてある経歴をみると、あー、うー、あー、(お察しください)
投稿情報: Zoker | 2008/09/04 10:17