あ〜、やっと読み終わった。なんでこんなに時間がかかったのか? 「対テロ金融戦争の虚妄」、読み終わったよん。
結論を書くと、9/11以来、直情的に「アメリカとテロリストとの戦争だ!」と戦争モードに直行してしまったアメリカの、特に「対テロ金融政策」を取り上げて、その内容を検証するという本。もっと端的に言うと
「アメリカの対テロ政策が結果的に対テロではなくて、対イスラム戦争に変容してしまっていて、それがテロの増長させている。そして言いふらされてるようにお金の流れを止めたら、テロが無くなるというのはウソ。」
と言うこと。しかも、アメリカではいまだに「マネーロンダリングがテロの生命維持装置になっている」という迷信から専門家自身が抜けられずにいる、ということらしい。
確かにここであげられている様々な証拠(というか証拠の無さ)が、カネ(もしくはカネ儲け)がテロの出発点ではないことを明確に示しているんだけど、どうにもネオコンに仕切られた金融ウォーリアーはそれを認めない。でも、さすがに国民はその欺瞞をある程度、感じているらしい。それが、共和党の大統領選の敗北につながるのかなと思う。
さてと、オバマさんはこの分野で何してくれるんだろうなぁ。ちょっと生温かく見守ろうかとwktkしてきた。
自分のTwitterでこの本の中からこれは!と思う文章を読書メモしておいたので、それをちょっとコピっておく。
昔、スンニ派とかシーア派とかいわゆるイスラムの歴史モノは読んだ気がするんだけど、ほとんど記憶に無い(唯一の例外は、イスラム教では金を貸しても利息を付けてはいけないって教えがあるらしいことだけはうっすら覚えてる)。
もう一度、ちゃんと勉強してみようかな。勉強したら、Voxに書かないと覚えられないんだよなぁ。ダメなオレ。
「アメリカの対テロ政策が結果的に対テロではなくて、対イスラム戦争に変容してしまっていて、それがテロの増長させている。そして言いふらされてるようにお金の流れを止めたら、テロが無くなるというのはウソ。」
と言うこと。しかも、アメリカではいまだに「マネーロンダリングがテロの生命維持装置になっている」という迷信から専門家自身が抜けられずにいる、ということらしい。
確かにここであげられている様々な証拠(というか証拠の無さ)が、カネ(もしくはカネ儲け)がテロの出発点ではないことを明確に示しているんだけど、どうにもネオコンに仕切られた金融ウォーリアーはそれを認めない。でも、さすがに国民はその欺瞞をある程度、感じているらしい。それが、共和党の大統領選の敗北につながるのかなと思う。
さてと、オバマさんはこの分野で何してくれるんだろうなぁ。ちょっと生温かく見守ろうかとwktkしてきた。
自分のTwitterでこの本の中からこれは!と思う文章を読書メモしておいたので、それをちょっとコピっておく。
政治とは、問題を探し、見つけ、誤った見立てをして、誤った治療法を適用するための技術である。グルーチョ・マルクス
専門家とは、知識が増えれば増えるほど知っている範囲が狭まっていく人間だ ヘンリー・ミンツバーグ
金があるからテロが存在するのではなく、テロへの支持があるから金が集まるのだ イブラヒム・ワルド
対テロ戦争は対イスラム戦争であるという考え方を助長し、かえってテロへの積極的・消極的支持を増やしている イブラヒム・ワヒド
人間の最大の愚かさは自分のしようとしていることを忘れてしまうことである ニーチェ
失敗のような成功などない。失敗は成功とはまったく違う ボブ・ディラン
昔、スンニ派とかシーア派とかいわゆるイスラムの歴史モノは読んだ気がするんだけど、ほとんど記憶に無い(唯一の例外は、イスラム教では金を貸しても利息を付けてはいけないって教えがあるらしいことだけはうっすら覚えてる)。
もう一度、ちゃんと勉強してみようかな。勉強したら、Voxに書かないと覚えられないんだよなぁ。ダメなオレ。
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