NirvanaのKurt Cobainの映画?「About a son」を観た。
Anthony KiedisのScar Tissueという自伝を読んだ後だったので、そこに出てくるNirvanaの話になんとなく興味が有って、ついTSUTAYAで借りてみた。
実際の映画そのものは、Kurtが産まれたAberdeenという街、それから恋人と同棲していたOlympia、最後はSeattleの風景をバックに音楽が流れ、それにかぶさるようにKurtのインタビューが淡々と流れる、というもの。
きっとSeattleに思い入れがあるワタクシみたいなひとは楽しめるかも。しかしコアなNirvanaファンだと、ホントに淡々と自分の生い立ちとか、ドラッグを始めたキッカケとか、Courtney Loveとのなれそめとか家族に対する思いなどが、語られるだけなのでかえってツライのかもしれない。音楽のネタはほぼ無いに等しい。
RHCPのAnthonyがドラッグから生還してベジタリアンのくせにwww肉食人種的なエネルギーで生き延びてるのに比べると、Kurtは見事に死んでしまったわけだ。特に最後の辺りではもうこのバンドではやっていけないみたいな呟きがあって、その繊細な心の揺れみたいなものが感じられて切ない。
バンドもメディアもクソだけど妻と娘だけが生き甲斐、みたいなのは当時の揺れ動く気持ちのなかでも本音だったんだろうなぁと。「プレスって最悪!」って言った後にこの映画のインタビュアーに「あ、ゴメン、キミ以外って意味でwww」って笑うとこはカワイイ。
ミュージシャンだけじゃないけど、結局、生きててナンボだなぁって思う。ファンにはとても愛されてたのにね。
[this is good] Thanks, has left to read.
投稿情報: Elias Duong | 2010/05/08 18:04