いや、ホントにこのひと、イイひとだわぁ。どういう状況でこんなビデオ撮ってんだかわかんないけど、こんなに説明付きでゆっくり弾いてくれたら、そらウレシいよな。ということで自分用のメモ。
NirvanaのKurt Cobainの映画?「About a son」を観た。
Anthony KiedisのScar Tissueという自伝を読んだ後だったので、そこに出てくるNirvanaの話になんとなく興味が有って、ついTSUTAYAで借りてみた。
実際の映画そのものは、Kurtが産まれたAberdeenという街、それから恋人と同棲していたOlympia、最後はSeattleの風景をバックに音楽が流れ、それにかぶさるようにKurtのインタビューが淡々と流れる、というもの。
きっとSeattleに思い入れがあるワタクシみたいなひとは楽しめるかも。しかしコアなNirvanaファンだと、ホントに淡々と自分の生い立ちとか、ドラッグを始めたキッカケとか、Courtney Loveとのなれそめとか家族に対する思いなどが、語られるだけなのでかえってツライのかもしれない。音楽のネタはほぼ無いに等しい。
RHCPのAnthonyがドラッグから生還してベジタリアンのくせにwww肉食人種的なエネルギーで生き延びてるのに比べると、Kurtは見事に死んでしまったわけだ。特に最後の辺りではもうこのバンドではやっていけないみたいな呟きがあって、その繊細な心の揺れみたいなものが感じられて切ない。
バンドもメディアもクソだけど妻と娘だけが生き甲斐、みたいなのは当時の揺れ動く気持ちのなかでも本音だったんだろうなぁと。「プレスって最悪!」って言った後にこの映画のインタビュアーに「あ、ゴメン、キミ以外って意味でwww」って笑うとこはカワイイ。
そういえば、帰りのJALではWALL-Eだったんだけど、行きの便では「おくりびと」を観たんだった。
本木雅弘と山崎努の静かな演技がイイ感じ。でも、意外と、ホントに意外と広末涼子演ずる妻がイイ感じ。
こういうのはちゃんとコメンタリー入りでDVDを観てみたい。
前からどうしてこの修理工場の前にはヘンなトラックばっかり止まってんだろうなぁと思ってた。
で、最近みつけたこんな看板で「おぉ!スゴいとこだったんだ!」と判った。
パラマウントさんからAMNさん経由でDEXTERの5話〜8話が来た。もうSAMPLEとは言え、タダなんだから有り難いですねぇ。
観てみると1~4話ではご紹介モードだったDEXTERの生い立ちや「さぁ今日はどいつを殺そうか」みたいな内容から、より内面に寄り添った
「どうしてオレはからっぽなのか?」
「どうしたらそのからっぽな人間から変われるのか?」
「オレと同じヤツは他に居るのか?」
という悩めるオトコ、DEXTERの悩みがドカンと出てくる展開。そしてセラピストとか同類(というか昔の自分と一緒)だと思った悪いヤツとかが出てきて、もうDEXTERの悩みにみんなが一緒に付き合うって感じ。そう、ジェットコースターにでも乗って。
ちょっと自信を失っちゃう辺りにも人間らしい弱さが出ていて、物語が単なる「殺しの展覧会」じゃ無くなってきている。
そして遂にあの仇敵、「冷凍トラックキラー」が出てきた。残り4話でシーズン1が終わっちゃうので、ちょっと早い感じがするけど。
とにかくココロの内面を舐めるかのような場面が続くんだけど、ふっ切れた辺りで最後の9~12話に突入って感じ。
仇敵との関わり合いもいろいろ危なっかしい感じで、目が離せない。もう3枚目は買うんだろうなぁ、自分。ということは3枚全部買うってことね。はぁ。
こういうのって戯曲書きを勉強しているシナリオライターの見習いさんはなんどもDVD観て勉強すべきってオモタ。
あと、出演している男優、女優がリアルなくらいにカコワルイというか不細工。DEXTERもキモイお兄さんだし。仇役はもう少し美男子のほうがヨカ無いかとおもったけど、これでバランスがとれるのね、きっと。
このDVD、つまり5話から8話のクライマックスは仇役が遂に出て来るとこだというのが一般的だと思うんだけど、個人的にはセラピストに「オレは連続殺人魔だ」って告白して、「あ〜〜〜遂に言えた!スッとした!」ってところ。すみません、チョイネタバレで。
だって、あれで遂に育ての親にだけ明かしていた自分の秘密をさらけだして、自分の心の闇を認める、折り合いを付ける、という第一歩を踏み出したわけで。でもそれが彼にとって良いのかどうかは判らない。
昔読んだ、ギャビン・ライアルの名作、「深夜プラスワン」でアル中のガンマンが遂にアルコール中毒であることとガンマンであることを折り合いをつけられて、さぁ、これから「オレはヨーロッパイチのガンマンだぜ!」って時に主人公のカントンが、
「もしもアル中でありながら、ガンマンとして通用するということが成り立つならお前の命は一日ももたない。酔っぱらったまんま銃を握ろうとするからね。だからその指を折ってガンマンとしては使い物にならなくするのさ、そうすれば、このキレイな娘とやり直せるだけの時間を稼げる。」
みたいなことを吐く場面が有って、なんとなくそれを思い出した。カントンはそのガンマンの掌を思いっきり拳銃で殴って手の骨を折るのだ。それぐらいのキツイ暴力。でも愛情表現なのね。
心の闇とそれに相対するオモテの部分、無意識と意識って言っても良いのかもしれないけど、のふたつが混ざり合っちゃって、それでも人間として成り立つ、なんていうのは限界を超えてると思うわけですね、ワタクシは。
スカイクロウラの押井守さんと軍事評論家の岡部いさくさんの対談集を読んだ。
麻布十番にオサレなオフィスを構えるやり手なクリエィティブグループ(なんか会社って書きたくなくなるぐらいのイイ感じの人たちなのであえてグループってことで)の602さんのお披露目パーティに招待されたので行ってみた。
でもその前に通りかかったヒルズのヴィトンさんの写真をば、上げておく。
なんか手書きのグラフィックなペインティングがイチオシみたいなんだけど、アラフォーなおねーさまたちにはウケないんじゃないかなぁ。いいんだろうか、ヴィトンさま。
そして肝心の602さんのパーティだけど、La Bohemeにあんなに人が入っててイイんだろうか?って言うぐらいに人が溢れててびっくり。お付き合いの広さが偲ばれる。年末のWebSigで出会った人とも再会しちゃって、そのお知り合いのワカモノとレッチリの話で盛り上がったり、まぁ、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
AMNさんからパラマウントさんのビックリお年玉、DEXTERのサンプルの2つ目が届いた。
うむ〜前回観た時は、DEXTERが恋人と出会ってだんだん人間らしくなりつつ、例の冷蔵庫キラーが誰なのか、というナゾが深まったワケだが、今回はどんな展開なんだろう?って観てないのかよwww
という独りつっこみはおいといて、シドニーで例のアンソニーの本を買った本屋さんで見つけたDEXTER本を置いておこう。
2月になってDVDレンタル?が始まったら、みんな観てみるとイイと思う。
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