Reason to be cheerful, part 3: 2009年1 月

無邪気で悲しい物語。

「無邪気なこと」をこんなに悲しい物語に仕上げてるのがスゴイ。「縞模様のパジャマの少年」という本を読んだ。

冒頭から「あぁ、これは最後は悲しい終わり方だろうなぁ」と思ったけど、ちょっと予想を超えたズンとした悲しさが炸裂するので、痛いぐらいの悲しみに弱いひとは、止めたほうがイイかも。

ジョンボイン

昨日の夜中に読んでて胸が痛かった。「あぁ、どうしてそうなるの？」「それはダメ！ダメだから！」って叫びたくなる。叫ばないけど。

こういうイタイ物語をアイルランド人の作家が書いたってとこが面白いけど、まぁ、深い意味はないかも。しかしこの筋書きの周到さというか痛さは、ちゃんと作者が狙ってやってる感が強くてそれが別の意味で痛い。だからこそ、ベストセラーになるんだろうけど。

それにしても牧歌的な雰囲気から最後のクライマックスまで一気に読ませられるので要注意。

痛いけど、良い本です。

2009/01/14 23:09:17

シドニーのクルマ。

どうもキレイな空とか海の写真よりもクルマのほうが気になるひとが居るらしいので、おいとく。

シドニーでレンタカーを返しに行った時の小道にちょこっと駐車してたこれ。

やっぱFiat500カコイイ。

プリティなプロモーション。

太陽が燦々と照るようなお天気には白はけっこう似合うと思う。そんでもってナンバープレートにはこの横長デザインが似合うよねぇ。

2009/01/14 12:52:59

そろそろ個人用の名刺でも作ってみる。

そういえば、個人の名刺を作ってなかったなと思い、作ってみるかと。

色んなブロガーミーティングなどでお会いする人の中には結構ユニークな名刺を持っている人が居る。

ある人は、過去の職歴をずらずら〜っと文章風にまとめたモノと名前、メールアドレスなどを結構上手にレイアウトしている。
こうすると、イチイチ、「え〜ワタクシはドコドコでナニナニをやってまして、いまはこんなです」と説明する手間が省ける。

あとはアイコンをちゃんとネット上のものと揃えてたりすると、「あ！この人ね」って後で思い出し易くなる。

あと、602さんのようにレイアウトではなくて紙に凝るって言う手もアリ。でもこれだとコストがねぇ。職歴ご紹介型もサスガに多過ぎるのでどっかを削らないと収まんない。

ということで新年らしく個人用名刺を作ってみっかなぁ。これがNew Year Resolutionってのはあんまりだと思うけど。

と、ここまで書いてVoxにこの記事に合いそうなタグがないことに気が付いた。一応、全ての記事と写真にタグを付けるのを決まりとしてるので、どんだけビジネスネタが少ないのか良く判る。

まぁ、今年も頑張りましょう。>自分。

2009/01/13 9:52:56

ポートスティーブンスで見つけた犬。

Port Stephensのホテルの部屋からは海が見える。

ビーチ沿いの通りに止まってるトラックの荷台にこんな犬がちょこんと座ってた。きっと飼い主がそばのスーパーで朝の買い物をしているんだろうなぁ。

Dog in Port Stephens

2009/01/13 2:45:26

荒木経惟の「写真ノ話」。

アラーキーこと荒木経惟さんという写真家がいる。どこからみても天才であることにギモンの余地がないが、「写真ノ話」というハードカバーを読んで、「あぁ、なるほどな」と思った。

写真ノ話

荒木経惟

電通の社員時代の話から愛妻の陽子さんと出会った時の話、それから最後の部分では杉浦日向子さんとの対談までどこをとっても、「こりゃ、かなわんわ」みたいなエピソードでイッパイ。

そんな中でも

写真は被写体をいったん殺すわけですよ。それをこんどは生き返らせるようにするっていうのが写真の行為
これから先のことは、今宵出会う女が決めるんですよ。
本当のことなんてわからないから、嘘ついてもいいんですよ。その嘘のなかに、思いやりっていうか、愛とかなんとかがどれだけあるかにかかってるのよ。

なんていういいセリフを語ってて、もうホントになんてぇんだかわかんないぐらい愛に溢れたオヤジだなぁと。

杉浦日向子さんとの対談は、2004年の10月だから亡くなる9ヶ月前（2005年の7月22日没）か。杉浦さんのお母さまと３人で話しているのを収録してるんだけど、ホントに愛に溢れてる。

どうも写真に愛が足らないとお困りの向きは読んだほうがイイかもしれない。

2009/01/13 2:34:16