AMNさんの仕切りで「伝説のホテル」ってヤツのミーティングに行って来た。
初めは、「これから伝説になるようなサービス/ホテルってなんなんでしょうね? その辺のアイデアを出しましょう!」みたいな楽しげなお話かと思いきや、ザ・レジェンドホテルズ&トラストという風に「伝説のホテル」っていうキーワード、というか社名だったのね。すみません、不勉強でwww
で、ちょっと遅れて会場に行くとさっそく代表(というか言い出しっぺ)の鶴岡さんのプレゼンが始まる。
「私の経歴をかいつまんで〜」みたいなところから「実は10歳の時から起業を志していまして〜」みたいなその人柄が偲ばれる脱線有りまくりのプレゼン。途中で、投資をする人向けに作ったと思わしきMusic付きのスライドショーにナレーションを入れるというこれまで参加したAMNさんのブロガーミーティング史上、初めての試みに、ちょっと引きつつも、どんどん進む。(ちなみにBGMはオフコースとサザンという定番。まぁ海辺ですからwww JASRACのひと〜ちゃんと貰ってますかぁ〜出番ですよぉ〜)
どうやら、このホテルのキモは、「通常の企業が建物を建ててそこに宿泊客が泊まりにくる」というのではなくて、
- ホテルの部屋を個人や企業に売っている(いわゆる分譲の別荘を又貸しする感じ? 東急がやってるBigWeekみたいなのか)
- ホテルに支払う料金とは別にチャリティに支払うことが出来る
- 従業員が「レジェスト」と呼ばれる例のネズミの遊園地式のサービスを提供出来るように教育されている
という辺り。で、既に九十九里にホテルの用地をゲットしたみたいで、これから開発というか建設らしい。
1泊1部屋8万円〜ということらしいので、東京から1時間半のリゾート(九十九里がリゾートだと思う人にはリゾートww)の価格としては、安いのかどうかちょっと判断に困る。なぜなら、そこで何が含まれているのか、分かんないから。
クラブメッドのように「航空券代コミで他は何にもいりません」とかの判りやすさはまだ無い。つか飛行機で行けないしwww
個人的に気になったのは、「色んな体験が出来ます。しかもレジェストが全部お応えします。」という辺りの内容が、鶴岡さんの例え話だけであんまりわかんないところ。「囲碁がしたいって言う人にもお応えします」とかを話してくれたんだけど、
「いや、オレは真っ白な砂浜でSI Swimsuitsみたいなねーちゃんと仲良くなりたいんだけど」
とか
「なんでもいいから、うちの子供のお受験対策をやって欲しいんザマス!」
みたいな無理難題がアタマに思い浮かんじゃって大変失礼致しました。
部屋の後ろには模型が飾られていたので、写真に収めてみる。
この設計だけをみると、「あぁ、ここは健康な人だけを想定してんだな」って思う。なんたって階段多過ぎ。これじゃ、車椅子とかのアクセシビリティはかなり辛い評価になるんじゃないか。
あと、チャリティに力を入れてますってことだけど、「お好きなチャリティにお好きなだけお金を寄付出来ます」っていうのは、あまりに雑駁だなぁと思った。100個の壷に色んなチャリティ先が設定されてて、自分のスキなだけお金を入れられるんですよぉって。
でも、ホントに今、世の中を何とかしたいと言う人は、自分でチャリティ先をちゃんと選びたい(というか選んでる)はず。
ということで個人的には昔の同僚、ジョン・ウッドがやってるRoom to Readを是非、入れて頂きたいと。ただ、団体によっては認定特定非営利活動法人っていう寄付する側の税制上の恩恵を受けられるところも少なからず有るんで、そこへの寄付はどー区別するんだろーなーなんて思った。つか領収書くれよと。
やっぱり最後に書くけど、社会のためにとか言うんだったら、地元の人材、地元の食材とかで先ずは社会というよりも地元(も社会だけどね)にちゃんと還元できるような構造がイイなぁと思う。でもどう見ても「著名人をいっぱい集めました。だから信用してください!」みたいにみえる。あと、「チャリティとかは別にしてとにかくどこが差別化のポイントなんですか?料理とか?」って質問してみたけど、「世の中のためになることがポイント」ってwww
う〜ん、ちょっと行きたくないかも。
最後のパートで参加したひとでこのホテルを宣伝するためのアイデアなんてのをちょっとだけディスカッションしたんだけど、ワタクシたちのチームでは見事に
「やっぱクチコミでしょ」
みたいなwww みなさん、そんなにクチコミ信じてるんですね。とにかく「タダで泊まらせてクチコミ」とか「千葉県の有力者を呼んでクチコミ」とか。いや、その、タダで泊まってる時点でバイアスかかるからwww
それよりなにより先ずは、オーナーを集めないといけないんだろうなぁ。
お金に困っていなくて世の中のためになりつつ、ワガママ云いながら、九十九里の海辺でノンビリしたい人は急げ! って感じ。
とりあえずこれからAMNさんに呼んでもらって書いた記事には「ad」とかのタグをいれることにする。貰ったのは情報と軽食のサンドウィッチとお水だけだけどwww
おはようございます!
先日は、ご参加ありがとうございました。
【伝説のホテル】は、
泊まることで世界のためになるホテルを目指しています。
先日、ある方が言ってくれました。
>誰かを癒すことでしか、本当の意味で癒されることはできない。
>そのことに自覚的な人が訪れる空間であり、
>無自覚的な人が「気づく」空間でもある。
本当にその通りです。
その為の行動基準は、下記の通りです。
<7つの教え>
1.自然に感謝し、その偉大さを受け入れること
2.常にエネルギーを充電しつづけ、いつでも分かち合うこと出会うこと
3.起こること全てに意味を見出し、発展させる努力
をすること
4.世界が変わるのを待つのではなく、自分が変わることで世界を変えようとすること
5.違いを尊重し、人との対話の中から新しい発見をすること
6.人を心か
ら信頼し、信頼される自分になること
7.どんな時も、すぐに気持ちで恩返しをすること
ホテルがオープンした時には、きっと分かって頂けますように!
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
つるちゃんより
投稿情報: 【伝説のホテル】のつるちゃんより | 2009/03/08 09:16
[いいですね]
この方が書いた本に興味をそそられて検索したところ、こちらにたどり着きました。
> この設計だけをみると、「あぁ、ここは健康な人だけを想定してんだな」って思う。なんたって階段多過ぎ。これじゃ、車椅子とかのアクセシビリティはかなり辛い評価になるんじゃないか。
>でも、ホントに今、世の中を何とかしたいと言う人は、自分でチャリティ先をちゃんと選びたい(というか選んでる)はず。
>それに、寄付したお金がどうなったか!?なんてのも公開してくれないとちょっと自分的にはイヤだ。
>やっぱり最後に書くけど、社会のためにとか言うんだったら、地元の人材、地元の食材とかで先ずは社会というよりも地元(も社会だけどね)にちゃんと還元できるような構造がイイなぁと思う。
いずれも、おっしゃるとおりだと思います。
社会貢献を謳うのであれば、こういう視点が不可欠ですよね。
このブログに対する鶴岡さんのコメントには、以上の点については全く触れられていないところも、不信感をもってしまいます。
ちょっと期待していたので、残念です・・・。
投稿情報: CoMomoty | 2009/07/31 13:14
こんな昔の記事にコメント頂いて有り難うございます。
そうですね、なんか「自分が信じる道をひたすら進むのみ!」ってぐらいの色んな意味での強さは感じました>鶴岡さん。
まぁ、人の言うことなんかいちいち聞いてたらやってられへんわ!ぐらいのww
ここもまずはお客よりも会員を集めるというのが最優先みたいなので、「アタシの言うことに賛同出来ない人は来なくてヨシ!」なんじゃないでしょうか。
>5.違いを尊重し、人との対話の中から新しい発見をすること
というのは実際どうなのかなー?みたいなキモチはありましたね、これを書いた当時。
投稿情報: yasuyuki | 2009/08/03 01:39
半分、いすみ市の人間なのでこのホテルのことが気になっておりました。
もちろん、ホテルのHPやブログなどでは半目しかわかりませんので。
検索していて、こちらのブログを拝見し、なるほどと。
ありがとうございました。
投稿情報: 赤い風車 | 2009/11/12 14:59