今日は、元DEC〜オラクル〜ミラクルリナックス〜IPAというITセレブというか実際に会ってみるとスゲェノリの良いおじさまであられる吉岡さんが共同で執筆された「Debug Hacks」の出版記念のセミナーに行ってみた。
いやぁ、だいたいはブロガー向けとかの軟派なイベントに出てる身としては、このプログラマーズのアツい(というかむさ苦しい)雰囲気は久しぶりな感じwww
冒頭で吉岡さんがこの本の最初の部分を朗読してた。なるほど、それぐらいに心を込めて作ったんだろうなぁと。つまり、この本を書いたきっかけとか目的を軽く要約したり、別の話ですり替えたり出来ないぐらいの気合いの入り方だったんだなと思う。
大事なことはちゃんと本に書いてるってことだ。
この本はLinuxを土台にミラクルなリナックスのなかのひとたちが書き下ろしたんだけど、英語モノの翻訳ではないということがまずスゴイと思う。
そういえば、昔はITなんて言わずに単にコンピュータの勉強というと「プログラミング」だったんだよなと思い返した。でも、「プログラミング言語の文法とかコンパイラとかの使い方は教えて貰ってもデバッグの仕方は教えて貰ってない」というのは、当時のコンピュータに関わったひとのかなり共通の認識なんじゃないかな。
これって今の教育方法とものスゴク相似形で「失敗させない」「完成形だけみせて真似させる」という辺りと良く似てる気がする。
そういう意味では、ペットを飼うというのと似てるのかも知んないけど、言うことを聞かないものをちゃんと動かすようにするということは良いものだなと思う。とても大変だけど自分でやんないと判んない物事のひとつ。
「プログラムは思った通りには動きません。書いた通りに動きます。」
だれかの本で読んだ気がする良いセリフがあった。そう、バグもアナタ(か誰か他の人)が書いたから、そのまんま出てくるのね。
ところで、こういう技術的な分野では、ある程度その技術的な専門用語や製品名を知っていないと先ずは通じない。デバッグなんてのは実は知ってるだけじゃダメで使ってないとそのハックのスゴさは判んない。
今日のミーティングはワタクシのようなSE崩れじゃぁぜんぜん判んないくらいの感じ。その判んない具合が逆に面白かった。なんか知らない言語でケンケンガクガクやってる国際会議のような。
ということで思い出しちゃったのはこれ。タモリの4カ国語麻雀www もう面白すぎる。
麻雀ってのも実はわかんないんだけど、外野として観てる分にはとても面白いんだよなぁ。
そういえば、なんで「らしい」かというとこの本を買ってないからwww 会場では即売もやってたんだけど、買ったのはTシャツだけね。う〜ん、軟派なワタクシにピッタリの結末。
[this is good] Radically the incorrect information
投稿情報: Abner Martens | 2010/05/10 02:10