昨日のダン・ブラウンの新刊、「ロスト・シンボル」の販促イベントについて書いておこう。
知り合いからタダ券をもらったのは、1) 自分がまだ観てない映画を観られる、2) ついでにその新刊も貰える、というだけじゃなくて、「3/3発売開始なので深夜零時にカウントダウンをやります!」ということであー、それなら歩いて帰れる(追記:場所は六本木ヒルズのTOHOシネマズね)ので都合がいいなーというのが一番大きかったかも。
つまり、観たことが無い映画を観られる&本も貰える&歩いておうちに帰れる&しかもタダ」というなんともステキな4本立てだったからなのね。
で、8時チョイ前に5番のシアターに入るとほぼ何の宣伝も無く「天使と悪魔」というトム・ハンクス主演の映画が始まる。その時点で「あれ?なんの説明も無いの?」とギモンには思ったが、まぁ、映画だし、こんなもんだろうと。
それから映画を観て、「あーバチカンって一回だけ行ったなー」とか思いつつ、長そーな話を二時間程度で収めるのは難しかったのかなーという程度な感想を抱きつつ、映画が終わったのが、11時頃。それからトークショーと称して、角川の編集さん?翻訳家のひと、ツイッターアイドルwのまつゆうさん、が出てくるわけだ。
その前に著者のダン・ブラウンの貴重なインタビュー映像があります!と熱の入ったアナウンスから短いビデオが流される。それは本当に短くて「あ!」っと言う間に終わっちゃった。
それからが編集さんと翻訳家さんの新刊ネタバレトークにツイッターアイドルが絡むという仕込み。先日インタビューしてきた日本のフリーメイソンの話とか新作の中のエピソードとか。
そうなこんなしているうちに深夜零時に。カウントダウンの後にまつゆうが「きゃー!解禁なう!」とか叫びつつも会場はいたって静か。というか零時になるともう終電のことが気になってる人が多いのか、席を立つ人がチラホラと。
特に締めも無いまま上下2巻を頂いて、歩いておうちに帰還。
ま、全体の流れをサクッと書くとこんな感じ。つまりは、ダン・ブラウン原作の映画を観る、翻訳家さんと編集さんのネタバレ話を聞く、やってることを列挙するとそういうイベントだった。
素朴なギモン。なんで新刊の宣伝に映画を使うのか? せっかく翻訳家さんも居るし、ダン・ブラウンの撮れたてインタビューがあるなら、それを使ってトークショー主体でも良かったのに。しかもUstreamしてるわりに公式垢が独りで興奮しててあんまり会話になってないw
翻訳家さんは、ちゃんと流れるツイートを読んでて、「あ、こんなこと書かれてる!」とか話を振ってんのに、角川のひともまつゆうも気にしてないふう。会場で会ったなかめPさんも結構厳しいこと書いてたなー。
nakameP まぁ、いくら招待されたイベントでもこれは一点指摘していいことだろう。角川歴彦氏の後ろで大きなイビキをかいて平然と居眠りをしていた関係者と、その人を誰一人として注意しなかった周囲の関係者はそれを見た観客が何を感じるかを真剣に想像すべきです #lsjp
元はこれ。
結局、TOHOシネマズというハコを使ったのは、映画を使いたかったから、なのかな。で、ウガッてみると「映画でも流せば、数ははいるんじゃね?」と言う客寄せだったのか。なんと云っても定価が3780円というチケットなのだ。本が二冊だけじゃダメだと思ったのかもしれない。
オレなら、2000円位にして、軽食とかつけて19時ぐらいからたっぷり時間とって翻訳家さんとダンブラウンのコアなファン、それに編集さんでちゃんとトークショーやるだろうなぁ。インタビュー素材がひょっとして何処かのテビレ局さんのモノだったりするのかなーだから使えないのかなーと思ったりしたけど、であったとしても「GoogleとTwitterについてどう思いますか?」みたいな下らない質問は出来てるんだから、別枠で撮ってあったような気もする。それを使いながら、ね。
ちなみに「Googleはどう思いますか?」のダンブラウンの答えは、「ネットの情報は余り信用しない。自分でちゃんと文献を当って調査する」みたいな感じ。ごもっともw 流石にこの本書くのに6年かけてるわけだw
ということで新刊の販促イベントやるなら、飛び道具はイケてないとおもた。勿論、
「あのイベント、スゲー楽しかった!はなぢでた!」
って人が居たとしてもそれは尊重しますよ。逆にウラヤマしいです、あれで鼻血がでるなら。
「人間、多様性が大事です。キリッ」
[this is good] I shall afford will disagree
投稿情報: Samson Norwood | 2010/05/01 13:21