「食の職 小さなお店ベルクの発想」迫川尚子著というのを読みました。
なにやら業界?では有名なお店らしく、ツイッターで呟いたら「他の本もいいよ!」って教えてもらったり。
ベルクというお店を支えるコーヒー、ソーセージ、パンという三大要素について品物を卸している外部の人、というか職人さん、の話を真ん中ぐらいに持って来てえらく濃いぃ内容で書いているのが、なによりもベルクにとって大事な柱って感じで清々しい感じを受けた。なんでかはわかんないけどw
それから、掃除が大事とか無添加の話とかビールの味の表現の話とかさすがに20年もやってるだけ有ってネタには困らない感じ。
それもすごく良かったんだけど、一番最後の方にあった料理と音楽の話がとても良かった。レシピって著作権で守られているわけでもなく、でもそれが流通(模倣かな?)されることでちゃんと次につながっているって話。そして料理と音楽のどっちが「文化」として尊いか!?みたいな問い。うん、わかるわかる。だって料理って普通のおっかさんが作るお味噌汁にしてもちゃんとした作品だよね。そしてそれを味わうことも食べる側にとってのある意味参加する芸術みたいな。体調悪かったら美味しい物も美味しく感じられないもん。そういう意味ではライブの音楽に近いかもね。そういう風に見たことなかったから新鮮な視点でした。なんかスキッとした。
ということで最近、自殺とか自傷とかの問題になんとかしたい!という人がおられまして、音楽とかアートで浄化できるような何か無いかなー的なことに賛同しているわけですが、音楽もアートもいいんですが、温かくて美味しい手作りのおにぎりとかお味噌汁とか豚汁とかまぁ、そういうのをみんなで作ったり、食べたりするだけでもずいぶんと気分が良くなったりするので、そういう方面も捨てがたいなぁと思った次第です。
あ、おすすめします。この本もベルクさんも。今度行ってみようw(まだ行ってないです。新宿好きじゃないのでw)
あと、大家としてのルミネさんにはだいぶ問題ありそうな気がしてきますた。一方だけから話を聞くのもどうかとは思いますけど。
詳しくはこちらでも。http://norakaba.exblog.jp/
公式ブログはこっちですね。http://www.berg.jp/index.htm
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