またまた釣りのタイトルですみません。アムステルダムで行われた展示会でルノーがやったFacebookを使った仕掛けがステキだったのでちょっとメモしてみます。
元の記事はコレ。http://thenextweb.com/eu/2011/04/23/renault-brings-facebook-likes-to-life-video/
要は、事前に自分のFacebook IDでログイン出来るPC(Macですね動画観るとw)を用意してそこでRFIDのスマートカードにProfileを書き込み、好きなクルマがあったらそこにあるスキャンするとこでスマートカードをスキャンするとそのクルマのWallに「いいね!」ってのが残る。当然、自分のWallにも残る。ついでにカメラのブースも用意されてるようでそこに行って「やっほ〜!このクルマ、チョーカッコエー!」とか仲間と一緒に撮ったりするとそれも残る。みたいな仕掛けかと。(しかしコレ仕掛けたルノーのサイト、オランダ支社なのねw)
これ、いわゆる来場者情報を予め入力しておいて、QRコードにしてIDカード化、それを各ブースでスキャンするといわゆる名刺集めなくても大丈夫っていうのは今の日本の見本市とかでも当たり前だけども、それって来場者側にはなんのメリットも無いのね。そういう意味ではすごく搾取されてる感が強い。
でもこのルノーさん方式なら、メーカーサイドにも情報が残るし、自分のWallにも残る。そこで写真撮ったりすれば、記録にもなる。どうせみんなああいうとこ行ったら、「このキャンギャル、やべー!」とかiPhoneで撮ってInstagramで流すんでしょ?わかってるよん!みたいなw
ここでは「いいね!」と写真だけしか無いみたいだけど、スキャンと同時に「色がすき」とか「形がイイ」とか「前/後/横が好き」とかをタッチパネルで入力できるようにすれば、データも取れる。中の仕組みはiPadみたいだし安くできそうだ。
そういう企業内部だけとかネットだけに閉塞しない他のメディアとの接点を作ることでキャンペーン自体を完結させない、というか伝搬する方法を作ることがこれからのソーシャルメディアマーケティングの重要なポイントなのかなと思ったり。つまり、伝染るマーケティング、かなと。
ところで、この記事をきっかけに去年のNYマラソンで我が日本が誇るASICSさんが似たような仕掛けをやってるのを見つけた。靴紐に付けたRFIDを使ってパーソナライズされたビデオをシンクして流すというマーケティング。
それがコレ。http://www.digitalbuzzblog.com/asics-new-york-marathon-messages-via-rfid/
内容は、NYマラソンに合わせたキャンペーンサイトでTwitterとかFacebookの書き込みが見えるっていうのと合わせて、会場で撮ったランナー向けの動画(友達に「がんばれ〜!」とかやるわけね)が、ランナーがセンサーの上を通過した時に合わせてコースに設置したデッカイ画面で表示するって仕掛け。これは元気になる。
これ、今観ると既に終わっちゃってて動画のメッセージもランナーのIDを入れないとみられないようになってるのね。ふむ、ちょっと残念。キャンペーンが終わってもあの時参加できなかった人がその頃の状況をみたりしたいはずなのに。公開できる動画は公開すればイイのにねぇ。(キャンペーンサイト維持のためのコストの面とか大人な事情があるやもしれんw)
一生懸命サイトに人を集めて、ユーザー登録させて、メールでコンタクト、サイトに還ってこさせて、そこでマネタイズ、ネットで完結!やった!オレエライ子!もいいけども、こうやってメディアを超えて情報というかキモチが伝染っていくのって、これからのソーシャルメディアを絡めたマーケティングの大事なポイントになるのかもしれないと思った。
ちなみにコカ・コーラがイスラエルでやったRFIDブレスレットの事例も以下のサイトでみられます。なんとなくコカ・コーラがやった事例よりもルノーの方がステキに見えてしまうのはなんでだろう....。
http://www.lifebeyondthelike.com/2011/04/rfid-facebook-card/
あとASICSさん、Facebookに15万人くらいファンがいるのにURLがちょっと残念な感じ。
http://www.facebook.com/pages/ASICS/175882623116?sk=wall
URL、変え損なっちゃったのかなぁ。
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