久々にイスラエルというかパレスチナ問題の新書を読んだ。「パレスチナ 聖地の紛争」。
1995年に起きたイスラエル首相、イツハク・ラビンの暗殺から始まる物語、というかイスラエルとパレスチナの歴史を振り返りつつ、特に近年のイスラエルの凄まじいばかり「戦争」、つまり「殺戮」と「破壊」を冷静な文章で記述した、そういう内容。あまりにも長いイスラエルというかユダヤ民族とパレスチナの抗争の歴史の中から最近の事件や流れに特化して書きこまれているので、「なんだか聖書の頃から争ってるよねー、そんなの読みたくないしー」的な人は読んだほうがいい。
この本を読むといかにイスラエルが自国の利益を守るために日夜努力しているのか、よくわかる。そしてアメリカがそういうイスラエルの殺戮と破壊に拒否権という特権を利用して協力しているのか、が。
文末の主な参考文献がとても充実していて素晴らしい。
ま、日曜の夜中に読む本じゃないかもしれないけど。オススメします。
エジプトのジャスミン革命じゃないけど、こんなことも起こってるみたい>イスラエル。
http://english.aljazeera.net/indepth/features/2011/07/201173110175240835.html
投稿情報: yasuyuki | 2011/08/01 14:56