う〜ん、洋服屋さんが全く服(の写真すら)を出さないで雑誌に広告を打つってことはそのメッセージを伝えて何かを感じて欲しい、ということ、だよね?
ということで前にスゴ本オフでお世話になったBEAMSさんのこの雑誌広告に反応してみる。
「恋をしましょう」から始まってとても声に出しては言いづらい文章が並んでいる。まぁ、ファッション雑誌の文章ってすべからく声に出して読んだらとてつもなくハズカシイものじゃなイカ!っていう向きもおられるでしょうがww(実際そうだと思うしw)
ナニが言いたいかというと、服が生活に結びついていて、それを世界とか歌とかゴハンとか国籍とかそういう「モノ」と、そして最後に「愛」と「地球」と結び付けたいのであれば、3.11以降の日本において、例えば、
「辛いことも悲しい事もあったけど、気分を変えてくれるから」
的な、あの出来事に一切触れないで、「恋をしましょう」というフレーズで締めくくることが出来るというのがスゴイなと思った。(っていうか、これでそれに触れてるつもり、なのかな?)
きっと社内では揉めたんじゃないかなぁと思うけど、3.11にはあえて直接言及しないコピーを作ったことに「時事ネタは封印」的な発想を感じる。
でも、洋服ってそういうもん?生活だし、それって社会だし、人間の気分、でしょ?実際に服にそういうシルシというか「スローガン」が付いてるかどうか?は別にして、企業が伝える「メッセージ」として社会と出来事を反映して欲しかった。それを直視した上で「恋をしましょう」って云って欲しかった。
ちょっと残念な気分。せっかく「恋をしましょう!」って言われてるのに。そう、良い洋服って着ると気分が良くなるし、好きな服とは瞬時に「恋に落ちる」ことができるのにね。
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