もうブラッド・ピットの映画を観ないと語っちゃいけないような気がするけど、たまたま年末の大掃除の時に文庫本が出てきたので読み返してみた。
要は「お金が無いメジャーリーグのチームが勝つために何をしたらいいのか?」をリアルでやった男の物語、で終わっちゃうんだけど。内容そのものも「野球で勝つためには、打者はアウトにならないこと、投手はアウトを取ること。それだけを追求すればいい」っていう結論を実践した男とそれに関わる色んな人間を様々なエピソードを交えて450pもの分量で書き下ろしたもの。
で、野球っていうスポーツはゼロサムなので、全てのチームがこれと同じ事をやったらどうなの?って思うけどさすがにそうはならない所が面白い。やっぱり華がある選手も居るし、お金があるチームも居る。そういう多様性が素晴らしい。
そういう意味で日本ではベイスターズなんかはこの方式を真似てチーム編成してみたら如何でしょうか?ジェネラルマネージャーもこの際、理系の人を据えたりしてwどうでしょう?DeNAさん。
よく書評にある「人生の感動と勇気を貰える」的なのはどうなのかなぁ。だって人としてみたらスゴク付き合いづらそうな、いわゆる「喰えないやつ」っていう人でしょ?ビリー・ビーンって。他のチームの選手をトレードしようとして電話する時の会話とか読むとそうとう喰えないヤツです、マジで。
人生に役立つって思っちゃうのは、自分が信じた手法をひたすら推し進めたっていう辺りにヒントがあるのかもしんない。でも、ビジネスとしてはかなり特殊だと思うけど。ま、とにかく色んな人間がMLBに関わっていてそれはアメリカの中では大きなビジネスなんだなということがわかる。
そういえば昔、Oakland AthleticsのA's(エイズ)とAIDS(エイズ)をちゃんと分けて発音出来たら英語としてはおk!みたいなこと言われたなぁ。ワタシはできませんw
とりあえず映画のほうもトレイラーを置いておこう。
たしかにベイスターズ関係者にはぜひ読んでほしい、でも読んでたらあの監督の人選はないかな、、、 わたしもブログに映画と本の感想を書きました。
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http://type.keiki.jp/mini/2011/11/money-ball.html
投稿情報: 市川 恵貴 | 2011/12/22 15:25