最近の大津の事件以来、いろいろといじめ=児童間集団暴力と敢えて呼びますが、それに関する記事を読んだりしてるうちに自分が昔書いた記事を読み返してみた。
でもって、「やっぱり親がしっかりしないと!」とかまぁ、イロイロご意見はありますが、基本的に学校でいじめが始まったら、親として出来ることはそうは多くない。被害者の親なら気付いたら、まず休ませるぐらい。
で、いまのいじめの構造だと「一人の被害者とその一人を除く全てのクラスメイトが加害者」という風になる。つまり、どうあってもワタシ(もしくはうちの子)は無関係とは言い切れない。
メディアは騒ぐし、ネットでは加害者晒しが加速する。まぁ、殺伐としてますな、ホント。メディアは「いじめ」なんてヌルい呼び方を止めろよ!って思ったけど、コレも全くもって他人様に期待するだけで自分では何にも変わらないわけで。
ふと思ったけど、親として、小学生だろうが中学生だろうが自分の子どもを「うちの子が」とか「うちの長男が」とか言うのを止めて「彼が・彼女が」って言い直してみるっていうのを実践したらどうだろうか?
「うちの子が殴られた。その上お金を取られた!」→「彼が殴られた。その上お金を取られた!」
「うちの長男はなぐっていません。遊んでただけです」→「彼はなぐっていません。遊んでただけです」
あ~ら不思議、なんとなく小さな未完成の人間ではなくて「一人前の人間が関わってる」感が出ませんか?加害者としても被害者としても切実感が増しませんか?
あら?出ない?それは残念。うちはけっこう「彼は」っていう言い方するようにしてますけどね。なかなか新鮮ですよ。小学生、中学生の親御さんはやってみると面白いです。
ということで先ずは親としての感覚を変えてみよう!ちゃんとした人間として扱ってみよう!という実験的提案でした。おしまい。
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