追記:オフ会のイベント作りました。Facebookからどうぞ。10/14にKDDIウェブコミュニケーションズさんでやります。
http://www.facebook.com/events/273360306109974/
うわー!スゴイスゴイ。こういう本を待ってました。いや、お待ちかねっていうのはこっちのセリフです。
ということで次回のスゴ本オフ「音楽のスゴ本オフ」に持っていく本が決まった気がする。それが「オペラの館がお待ちかね」。書いたのは室田尚子さん。
オペラの楽しみ方、それこそ席の場所から劇場のイロハをまずは教えてもらった上で、数多いタイトルを禁じられた愛とか怖い女とか困った男とかに分類して作曲家と作品にまつわるエピソードを短く読みやすい分量で紹介。オペラの館を模してそれぞれの部屋に有名ドコロが3作づつくらい紹介されてる。
そうそう、コレコレ。こういうド素人でもわかる内容の紹介っていうか非常に下世話な情報が知りたかったわけです。ここまでぶっちゃけてくれると読む側も肩の力が抜けて非常によろしい。
「魔笛」はファンタジーだったんだぁとか椿姫の名前はなんで「道を踏み外した女」じゃなくて「椿姫」なのかとか「こうもり」はオペレッタでサン=サーンスが「オペラの堕落した、しかし魅力的な娘」なんて表現してんだぁとか、モロモロの豆知識で随分と馴染みやすく、ちょっと観てみようかなという気になる。
そして作品の紹介に留まらずに一番最後の章が「キッチン」ということでオペラを作る側の紹介になってる。こうやってオペラを観るだけじゃなくて作るっていう作業を知ることで「あぁ、アタシもオペラを作る側になってみたい!」っていうワカモノが出てくるかも知んないもんね。実にオペラに対する愛情がこもってるなぁ。
コレのオフ会版やってみたいなぁ。「室田尚子さんと一緒に味わうオペラの館」みたいな感じで。DVDをちょっとずつ再生してみたりして。
本自体は装丁と挿絵がとてつもなく少女漫画チックな絵でちょっとおじさんにはキツイかも。電車で読むの、勇気要るかなぁw
オペラのタイトルだけは知ってたって言うワタクシみたいなひとには絶対にオススメしたいスゴ本。装丁に負けずに手にとってみて下さい。
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