でっかい本だなーと思って手にとって見たら活字もでっかくてしかも最初の章の「ビキニ」の扉のところに書いてあるこの一文で「コレは読まないと!」って思ってしまった「デザインで読み解くフランス文化クロニクル1950」。
「結婚指輪を通らない水着はビキニの名に値しません。」
ということでフランスが1950年代に造ったビキニから建築物、アクアラング、深海潜水艇、クルマ(これは当然、シトロエンDSね)、家具、スキー板からダウンジャケット、ピンヒールまでをなぞりながら如何に50年代のフランスが活気と活力に満ちていたのかを振り返る、そういう本です。
シトロエンDSにについてはこの動画が結構わかりやすいかな。
こうやって年代を区切って一つの国の作ったものを並べてみるとその時代の雰囲気というか勢いが見えてくるみたいで面白い。しかし、色んな章で出てくるル・コルビジェが結構無節操なヤツであんまり好かれてなかった感が半端ない。こういう目線で一人のデザイナーの仕事を振り返るのもアリだなぁ。
フランス好きなひとにはオススメ。さっくり読めます。
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