ひょんなことから観ました。
邦題が「チョコレートドーナツ」、原題は「Any Day Now」っていう70年代のゲイのカップルがダウン症の子供を貰い受けて育てる、ところが最後には.....というお話。
実話がベースになってるらしい。実話の方はブルックリンで映画の方はLAなんだけど、最後のオチであー、ブルックリンのほうが確かにリアリティあるわーになる。
とにかく主人公のルディ役のアラン・カミングの演技が素晴らしい。仕事はドラッグクイーンなんだけど歌が上手くて最後はちゃんとしたハコで歌を歌う仕事をゲットするのね。で、映画の最後でステージ上で歌う歌がボブ・ディラン作でザ・バンドの名曲、「I shall be Released」。その曲のサビの部分の歌詞が、
Any day now, Any day now, I shall be released
なので、タイトルはここからなのね。
途中で出てくる3人がどこかの海岸で遊ぶ8mmの映像が印象的で、「あ~、このシーンを入れるためにLAロケにしたのかも」って思っちゃうぐらい、ボケボケの映像なのに愛がある。それを愛おしそうにみつめるルディの表情が最高にステキ。
I shall be releasedの歌詞についてはココがなかなか面白い。
http://mb101bold.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/i_shall_be_rele.html
あと冒頭のシーンが最後の結末のシーンとちゃんと繋がってるところが撮影監督の人の腕の見せどころって感じ。ぼーっと見てないでちゃんと観といたほうがイイ。
最後の歌の部分はコレで。
いい映画でした。マジで。泣けるだけじゃなくて勇気が出るっていう感じかもしれない。
最近のコメント