民主党の鈴木寛さんという文部科学副大臣の方が書いた『「熟議」で日本の教育を変える」』という本を読んだ。
「熟議」で日本の教育を変える 現役文部科学副大臣の学校改革私論 (教育単行本)いわゆるゆとりでも早期英語教育みたいな技法ではなく「議論を通じて現場から教育を変える」そのことが結果として日本を変えるというまぁ、ちょっと具体的な感覚がつかめないけど、なんとなく逝ってることは分かるという方法論を提唱している政治家さんなわけですね。
過去の事例(Jリーグは通産省のサッカー部の人がワールドカップを招致するために作ったとか明治維新前後の小学校の生い立ち、文部省が出来る前に京都で小学校が作られてた!とか)を紐解きつつ、イカに議論をやりながら、現場主導でアイデアを実現していくのがいいことなのかを短めの文体で訥々と語る、みたいな本。
コミュニティスクールを作ろうとか学校無償化とかアイデアはいっぱいあるんだけど、なんか散漫な印象があるのはなんでだろう?結構イイこと書いてあるのに。それはきっと「熟議」という方法論がなにやらどこぞの勉強会チックななんとなくその場で結論が出ればイイよねー的なお気軽な印象を持ってしまうからなのかもしれない。
何かの問題点を共有してそれを具体的な解決策に落としこんでいく、という方法は全面的に賛同できるんだけど、実際に具体的な施策(要は必要なお金と誰がやんの?やったら誰がどうやって評価するの?)にするにはそんな短時間にその場では出来ないはず。だから模造紙に書き込んだところで「あぁ、これ、誰がやるんだろう?(笑)」になるのはまぁ、よくある話で。企業のカイゼンとか来期以降の目的を作るとかのいわゆる合宿系のアレですね。
なので具体的には「熟議」したあとの具体的な施策や行動計画は少人数でちゃんと作る、そしてそれを公開してキチンと実行していく、という後半のステップが技法として省かれているのが、なんとなくダメな印象を持ってしまうところなのかもしれない。
でも、民主党が政権とってこういう新しい(というわけでもないか、明治維新でもやってたって言うわけだし)発想で政治を、法律を、そしてお金を動かしてくれる政治家さんが居るのはよいことだと思います。
薄くて読み易いのでオススメします。
10/4追記:BEAMSさんからは断られましたwww わははは。そらそうかもしんない。カルチャーとはカンケーなさそーだしwさぁ、会場探ししよう。
はい、そうです。ギターがスキな割には弾けないし、楽器屋さんに行っても眺めてるだけでなんかツライ。そういう人ですワタシは。左利きって言うのを差っ引いてもギターにあんまり触ったことがないという、まぁ、そういうちょっと矛盾した人生を送ってまいりました。
そこで、色んなギターを持って来て貰ってそれぞれの音色を聴き比べる。皆さんの自慢の一曲を弾いてもらう。というイベントをやりたいなと。とにかく色んなギターを聴き比べたいわけなので、一曲丸々弾けなくてもおk。あの曲のあのフレーズだけなら負けない!1分間だけならあのギタリストになれる!みたいなので大丈夫。
なので【瞬間コピー選手権:ギター編】。
ほら、ウォーホールが云ってたでしょ、「未来には、誰でも15分間は世界的な有名人になれるだろう」って。あれの1分間版www
元の呟きはコレ。
「【妄想】みんな自慢のギター持ち寄って得意の曲の決めのフレーズを1分間だけ弾くっていう「瞬間コピー選手権:ギター編」ってーのをやりたいんだけど、参加したい人っているかしらん。」
http://twitter.com/yasuyukima/status/25883002606
で、夜中にいろいろツイッターで呟いたら、アンプのほうが大事、色々試したいギタリストにはソッチの方がヒキが強い、とかアンプじゃなくてシミュレーターでイケる、とか課題曲はどうする?シミュレーターはレイテンシーがさー、とか昼間にかけてもちょっとだけ盛り上がりました。
で、なんとなくシミュレーターを借りることもできそうだし、会場にしちゃおうと狙ってる某BEAMSさんのアソコは責任者さんが好きそうだし、鉄板Ustreamerはこそ〜り準備始めてるし、なんとかなるかな?ってとこまで来た。
さぁ、会場と日程を決めよう、そうしよう(そうしないとナニも始まらないから)
ということでまずはやりたいな!とメモってみた。
最近、えxぺの勉強会サボってちょっとナニですが。最近、幾つかのセミナーやブロガーミーティングに参加させて頂いて「なんかつまんねーなー。なんでかなー。」と(改めて)思ったのでそれをちょっと纏めてみる。
対話と発見が無い
そう、ちょっと前まで「登壇者」な人って前に行って話はするけど、どんどん対話しようよ、どっちからの質問もアリだよねって認識があったと思うんだけど、もうすっかり「持ち時間でプレゼン」+「あとで質疑応答」というスタイルに戻っちゃった気がする。それをものすごく感じたのはこないだ八丁堀(新川?)の内田洋行さんで開催されたツイッターのセミナー。(ま、最近出不精なので他は違うのかもしれない)
全面のスクリーンにはネットからのツイートが流れているけど、会場とのやりとりがほぼない。まぁ、おまけのように質問の時間はあったけど。で、パネルディスカッションも持ち回りの説明をするだけでパネラー同士の対話が少ない。つか、4人も5人も居て全部で20分くらいしか無かったらそうなるよね。これ、単純に仕切り側の問題。ま、いっぱい詰め込んだほうが客寄せにはイイのかもしれない。芸能人呼んだり芸人さん呼んだりっていうのも「お前ら、ハナシ聞くよりこっちのほうが楽しいだろ?」っていう意図が透けて見える。
「対話しながら何かが現れる」という体験がほぼ無かった。まぁ、たった数十分のセミナーでそれは無理と言えば無理かもしんない。でも、せめて聴く側と話す側の双方が「お!」って思える瞬間が欲しい。そのためには「対話と発見」が必要。そしてそれって登壇者と参加者だけではなくて参加者同士でもあったほうがいい。だってそれなりに皆さん意見もあるんだろうし。ただ、それをちゃんとやるには聴く側もある程度のレベルが居る。それは後述。
今のセミナー形式の限界
これって平日夜間開催っていうヤツの限界なのかもしれない。やっぱり昼間仕事してアタマユルクなってる時にいきなり何か言えとかつらいのかも時間的に。それとスケールメリットを利かせようと思ったら、やっぱり40~50名程度は参加者を入れたいっていうのもある。つまり、少数のスピーカーと多数のリスナーという形式になるべくしてなった、と。
対話と発見はどうやったら出来るか?
これが問題。つまり「少数(スピーカー)+多数(リスナー)」に区分けしてたら難しい。では、どうやるか。ワールドカフェ的に参加者をマゼマゼしながら個々が意見を出す、という方法を現場で、そしてネットの向こうからはツイッターで集める、的な工夫かなぁ。今んところのそんな発想なんだけどなんかもう一工夫出来ないかな、と。
模造紙に書くのもいいんだけど残すのがすごい大変。似てる意見をまとめるのも面倒。ていうかデジタルなデータとして再利用することはリアルタイムでは無理。なので、でっかいキャンバスにテキトーに文章書いたり、図を書いたり、コメント追加したり、色着けたり、字をデッカクしたり、線を引いたりしたいわけ。
ポイントはフラットであること
ツイッターでなんとなく分かった「あ、これってタノシイ!」というポイントのひとつは、超絶有名な学者さんだろうが中学生だろうが140文字のツイートでフラットになれること、だと思う。それが誰だろうが「お!コイツ、イイこと言うじゃん!」の重みが一緒ってところ。そういう観点で「セミナーという状況」を見てみると決してフラットではない。それはそうだ、だって選ばれて登壇してるんだから、というご意見はごもっとも。でも、ツイッター的に「ひょっとしたらこの中からもっと面白いアイデア、見方、ツッコミがあるかもしれない」という発見をしようと思ったら今の方法では無理なんだろう。
あとで書くといったレベルの話を最後に。ある程度のレベルを参加者が持っていないと対話は無理、というおハナシ。それはその通りだけどいきなり自分の考えをまとめられる人ってなかなか居ない。でもそれは訊き方や出し方によるのではと思う。でも問題意識や最低限の知識は必要だと思う。なので、個々は参加する側をフィルターリングするしかない。これってえxぺでの問題でもあります、はい。
ITのリテラシーという点も、以前やった医療関係の勉強会の時に「一部の参加者がPCでバシバシキーボード打っててちょっと近寄り難い」という意見もあったくらいにフツウに操作してるだけなのに違和感がある人も居るわけで。コレばっかりはむずかしいかなぁ。手書きでメモ書いてスキャンすればイイのかなぁ。
なにかそういうデジタルな人とアナログな人が対話出来る仕組みがあるととてもヨロシイ。
ステキなツールが必要なのかも
そういう意味でリアルタイムでフラットに想いが交差するようなステキなツールがあれば、いいのかな?なんて妄想する。トゥギャッターの時系列版ではなくて空間に自由に文字とか図形とか手描きのイラストとかネットから飛んできたツイートを自由に配置することができるようなツール、なのかもしれない。
そしてそのフリーな空間をシェアしながらだれもが対話と発見が現れる。そういう風になればなと思う、切に。その時にはもう「セミナー」なんて名前では表現出来ないのかもしれないけども。
などなど、ちょっと妄想乙でした。じぶん。
「食の職 小さなお店ベルクの発想」迫川尚子著というのを読みました。
なにやら業界?では有名なお店らしく、ツイッターで呟いたら「他の本もいいよ!」って教えてもらったり。
ベルクというお店を支えるコーヒー、ソーセージ、パンという三大要素について品物を卸している外部の人、というか職人さん、の話を真ん中ぐらいに持って来てえらく濃いぃ内容で書いているのが、なによりもベルクにとって大事な柱って感じで清々しい感じを受けた。なんでかはわかんないけどw
それから、掃除が大事とか無添加の話とかビールの味の表現の話とかさすがに20年もやってるだけ有ってネタには困らない感じ。
それもすごく良かったんだけど、一番最後の方にあった料理と音楽の話がとても良かった。レシピって著作権で守られているわけでもなく、でもそれが流通(模倣かな?)されることでちゃんと次につながっているって話。そして料理と音楽のどっちが「文化」として尊いか!?みたいな問い。うん、わかるわかる。だって料理って普通のおっかさんが作るお味噌汁にしてもちゃんとした作品だよね。そしてそれを味わうことも食べる側にとってのある意味参加する芸術みたいな。体調悪かったら美味しい物も美味しく感じられないもん。そういう意味ではライブの音楽に近いかもね。そういう風に見たことなかったから新鮮な視点でした。なんかスキッとした。
ということで最近、自殺とか自傷とかの問題になんとかしたい!という人がおられまして、音楽とかアートで浄化できるような何か無いかなー的なことに賛同しているわけですが、音楽もアートもいいんですが、温かくて美味しい手作りのおにぎりとかお味噌汁とか豚汁とかまぁ、そういうのをみんなで作ったり、食べたりするだけでもずいぶんと気分が良くなったりするので、そういう方面も捨てがたいなぁと思った次第です。
あ、おすすめします。この本もベルクさんも。今度行ってみようw(まだ行ってないです。新宿好きじゃないのでw)
あと、大家としてのルミネさんにはだいぶ問題ありそうな気がしてきますた。一方だけから話を聞くのもどうかとは思いますけど。
詳しくはこちらでも。http://norakaba.exblog.jp/
公式ブログはこっちですね。http://www.berg.jp/index.htm
ふむふむ。Flickrからの投稿はこうなるのか。
こっちのほうがラクでいいな。
ということで今から四年も前の写真でした。
エプソンさんの新しいプリンタ、やっとオウチにセットアップしてみた。
最初に写真プリントする時にL判って選ぼうと思ったら、プリンターのダイアログにはL判っていう表記は無いのねw
しかしいろんなアプリインストールするなぁ 溜息w
でも無線で印刷はとても便利。
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