今日は、本の日だなぁ。
Richard Morganの最初の小説。『オルタード・カーボン』。最初にニューロマンサーを読んだときの衝撃と変わらないというよりももっと凄かったかも。
人間の意識がソフトウェアとしてネットにジャックインするのニューロマンサーなら、こっちは知識と経験がダウンロード可能なソフトウェアとして肉体(スリーブ)にダウンロードされる。一個しかない人間の意識よりネットの方が(当然)大きい、でネット上の意識が死ぬと肉体も死んでしまうというニューロマンサーの状況が、ここでは肉体は単なる箱でいくらでも入れ替えられ、何百年でも生き延びられる。それこそ肉体を乗り換えながら。当然、肉体なんて改造は当たり前、と。当然、ネットはそれこそ地球以外にも広がっているし、VRもオゾマシイ姿で出てきます。これこそヴァーチャルリアリティの一番効果的な使い方だという姿で。
文体はハードボイルドを意識し過ぎ気がしますけど、まぁ、良いんじゃないですかね。
あと、サンフランシスコで主人公が泊まっているホテルの名前がヘンドリックスで実際にホテルを管理している人工知能が最後のほうでジミヘンの姿で出てくる辺りは、笑えます。
是非、映画で観てみたいなぁ。早く映画にならないかしらん。ちなみに主人公の名前は、タケシ、です。でも白人。映画で主人公やらせるなら、コリン・ファレルかなぁ。目一杯、殴られたり、殴ったりですから。絶対にPG13。そのまま映像化したらR指定。でも商売のことを考えるとRは無いか。
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