ニコラス刑事。じゃなくて、ニコラス・ケイジ。最近、例のあれであれな感じのトム・クルーズと並んで僕的には「良く働く俳優」なわけです。
最近見たのは、「ロードオブウォー」、武器商人の映画。実話がベースになっているそうで、世界中を飛びまわって武器を売りまくる。でも、扱っているのがタマタマ武器と言うだけで、日本の総合商社の皆さんなんかきっとこんな感じなんだろう。
政治家と渡り合ったり、値段を交渉したり、接待したりされたり、脅したり脅されたり、と。
この映画のなかでもニコラス・ケイジ、日本人並み(最近はそうでもないかぁ)によく働いてます。奥さんと子供のためにそれこそ必死に。麻薬中毒でダメな弟のためにも。中で出てくる奥さんにむけた台詞、「俺には(武器を売る)才能がある」、だから「やるだけ」なんだよと。
運悪くつかまった時にイーサン・ホーク演じる捜査官に対して、冷静にというかもう疲れきった口調で、「俺を責めるなら、お好きにどうぞ。でも、あんまり時間は無いから、早くしたほうがいい」と。で、予想したとおりになんのお咎めも無く、釈放される。
主義主張なんてなくてホントに得意な「武器を売る」ことに徹しているからこそ、こうなるという見本ですかね。
ニコラス・ケイジは、こういうだるそうな表情がイイ。
映画としては、オープニングに出てくる、弾丸が作られて、運ばれて、最後に発射されて...というシーケンスが秀逸。
ラストシーンも、所謂、武器生産国=アメリカ、ロシア、中国、フランス なんかをちゃんと皮肉っててカッコいいです。
お勧めってほどじゃないけど、ニコラス・ケイジファン(いるのかなぁ)にはいいかも。
ニコラス・ケイジ、好きですよ。
「ワイルド・アット・ハート」とか、「月の輝く夜に」とか!
投稿情報: *hikaru* | 2006/09/25 23:08
すみません、にわかファンなので、どっちも観てません。今度、観てみます。どうもでした。
投稿情報: yasuyuki | 2006/09/25 23:42