「メゾン・ド・ヒミコ」の監督、犬童一心さんの前作、になるのかな。「ジョゼと虎と魚たち」。
妻夫木聡は、結構、天然な役者だなぁとおもう。アドリブが利くんですね。池脇千鶴ちゃんもおそ~い大阪弁(関西弁?)がいいです。殆ど、この二人がメインなんですけど、ちょい役で出てくる荒川良々(アラカワヨシヨシ)、本屋の店員役で「絶版、ですね。」っ一言だけで笑わせる。
で、障害を持っていても、とっても強いジョゼとなんだかんだで弱くて流されちゃうツネオの切ない恋の物語。弱いツネオは、最後に逃げちゃうんですけど、そこに至るまでが切なくていい。
二人でラブホに泊まってツネオが先に寝ちゃってから、ジョゼが独白するときの映像がマジック。映画ってスゴイですねぇ。
物凄く色んなところに伏線があるので、DVDでそれを見つけながら見直すと更に良いです。サガンの本のタイトルとか、ね。
これまたちょい役ですけど、工務店の社員役で出てくる板尾創路、コメンタリーでも監督が言ってましたけど、「吸引力のある演技」で、際立ってます。
で、音楽が、「くるり」なんですよ。最後にかかる曲が最高。
なんか、映画の本筋に関係ない話ばかりで申し訳ない。お勧めしますけど、倦怠期のカップルにはちょっと辛いかも。
この映画僕も大好きなのです。
号泣しました。呼吸が苦しくなるほど。
また観ると、また泣くに決まっているので、未だに二度目が観られません。
好きなのに。
投稿情報: CHEEBOW | 2006/09/21 10:39
お、号泣ですか。僕は、後からじわぁ~って感じでしたね。弱くて逃げまくって、最後に樹里ちゃんと一緒に歩いているツネオが泣き出すところは、カンペキにハマりましたけど。
あれを、同じ歩道の前から撮らずに道の反対側から撮る監督のセンスに驚きました。
投稿情報: yasuyuki | 2006/09/21 12:04
こんにちは。
ボクもこの映画は5本の指に入るくらい好きな映画の一つです。
ずっと心に残っていますよ。
思い出すだけで、ジーンとね、甘酸っぱい気持ちになるんですよ。
>最後に樹里ちゃんと一緒に歩いているツネオが泣き出すところは、カンペキにハマりましたけど。
ハイ、ボクもハマりました。「ヴオォ...!」って感じに。
きっと何度見ても同じ気持ちになれます。
そして同じ所で「ヴオォ...!」ってなります。(笑)
投稿情報: no831 | 2006/09/21 12:21