Reason to be cheerful, part 3

『何を目標にして子育てをしていますか？』

大多数の親たちはわたしの言葉が理解できないかのような顔でわたしを見返します。さもなければ、「子どもには幸福になってほしいと願っています。」などと答えるのです。

しかし、幸福はゴールではありません。幸福は、目標を達成したときに期せずして手に入れるものです。幸福を人生の目標とした最後の集団はヒッピーですが、彼らは結局幸福を手に入れることはありませんでした。

家族心理学者のジョン･ロズモンドの薄いけどとっても納得できる子育て本。タイトルにしたこのフレーズがグサッと来たので使わせてもらいました。

この人、スゴイのは、冒頭の章で、

かつては単純だったものが複雑になり、かつては比較的簡単だったことが、非常に難しいことに変わったその原因は何なのでしょう？

と疑問を突きつけます。で、回答は、

それは私のような職業の人々、つまり、心理学者、ソーシャルワーカー、子どもの発達の専門家、ファミリーセラピストといった肩書きをもつ人々のせいです。

って、オイオイ、自己否定かよって思いますが、決してそうではない。この人は、家族心理学者ですけど、所謂、「仕組みを研究して、その原因と対処法をひねり出す、あたかも故障した車を直すかのように」的なアプローチを徹底的に排除している。

子どもが悪いことをしたら、理由なんか聞かない。嘘をついたら、「どうして？」なんて絶対に聞かない。悪い事をしたら、罰せられる、それだけを覚えればいい。すっごいシンプル。

これですよ、これ。

もひとつ引用。

わたしはある父親に、十代でしっかりした子どもに成長させるためには、子どもが小さいうちは親の言うことにに絶対的に従わせ、思春期が近づくにつれて、徐々に「自分の考えを持つこと」を許していけばよい、と助言しました。そうすればまず間違いなく、十代になったときに、自分の言葉や行動に適度な抑制がかけられるようになると説明したのです。

するとその父親は、「どうもそういうやりかたは性に合いません」と言いました。

わたしは、あなたの気持ちはどうでもいいんです、と言ってやりたくなりました。大切なのは子どもがどう感じるかなのです。父親にとって何が性に合い、何が合わないかは問題ではありません。

うわ～、これヤバイ。ほんとヤバイ。自分を振り返ってみると冷や汗が。

本としては、200pも無いのであっという間に読めますが、何度も何度も読み返したくなる本です。

アメリカで最近、教育に関連してよく聞く単語、Zero Tolerance の根底にあるのは、こういう考え方なのかもしれない。

ある程度のヒントや対応方法も書いてあるので、参考になるなぁ。買っておこうかなぁ。2006年9月10日発行だから、まだ新しいんですね。子育て本マニアとしては、最近は当たりが多い。うれしい限り。主婦の友社発行か。この人のセミナー聴いてみたいなぁ。呼んでくんないかなぁ。＞主婦の友社さん。

ちなみにこの人のWebサイトは、ここ。

http://rosemond.com/index.php

 追記：

ちなみにタイトルに書いた「何を目標に」のこの本の回答は、「大人に育てあげること」だと書いています。

大人になるためには、親が子どものうちは100％干渉する、良いこと悪いことを問答無用に判らせる、で、それが終わると自分で考えられる・判断出来るようになるように、何時までも干渉せずに自分で行動・判断させる、って感じですかね。

今日の読みまつがい：危険なチャド・クーガー

一目見たときから、「チャド.....ク ガ？チャド...クーガー！？クーガー！チャドから来たクーガーが発生！？」

「青山一丁目で？皇太子様のおられる東宮御所から目と鼻の先のここで？」

「そりゃ危険だわ。うんうん。」

な、訳無いから。

大体、金曜日の夕方だからって言ってこんな看板に気をとられてるようではアマイなぁ。というか、疲れてたんでしょうね＞自分。

ヨシヨシ。

チャド クガ？

ブログで離島を応援 by 他人さん via MSKK

マイクロソフトさん、こんなことやってます。

1. ブログで離島を活性化するアイデアを自分のブログに書いてトラックバックする。
2. 審査の結果、１等賞には、隠岐島の場合、闘牛1頭と名誉島民第1号の称号がもらえる。
3. そのアイデアをMSKKの助けを借りて実装する。
4. 島が活性化してウマー。

ってホントかなぁ。随分と他人任せだよなぁ。
それよりは、この本↓みたいに自分でビジネスを起こすこと考えないとヤバイんじゃないかなぁ。

神主さんがなぜプロサッカーチームの経営をするのか

池田 弘

新潟のJ1チーム、アルビレックス新潟の会長さん、池田さんが宮司の立場から新潟に貢献したいという一念でJ1のサッカーチームを持つまでに至ったかが、実にサラっと書かれています。

もうホントに色々苦労もあったんだろうけど、そこはサラーっと。「オレは、こんなに苦労したんだ、どうだ！」ってトーンではなくて、成功するにはナニが必要か？能力？ちがうちがう、信念です！って。（これ、結論。おいおい、短いな。）

「ミッション経営」と称される社会、地域に貢献する事業経営、というのを自分の経験から（学問的ではなく）書き残しています。本人は、「自分がやってるのをミッション経営っていうんだぁ、へぇ～」みたいなノリです。いろんな価値観を大切にしながら、和を重んじて人に任せる、という神道の八百万の神様を重んじる精神が下敷きになっていて面白いです。本としては薄～いのであっという間に読めちゃうんですけど。

離島の人もさぁ、MSKKのお誘いに乗っかって企画するのもまぁイイんですけど、もう一度、自分達で何が出来るか？何をしたいか？を問い直したほうが良くないかなぁ。

なんかのTVでやってたけど、小泉さんが地元の支援者から頼まれて、
「あそこの○○先生のところに××の件で助けて貰いたいのでお願いに行ってください。」
と陳情されて
「頼まないと助けてくれないような人は、最初からダメなのでオレは頼みには行かない。」
（ごめんなさい、ここうろ覚えです。飯島秘書官の逸話の番組での地元の後援者のコメントでした。呆れたみたいな感じで話してた。でも、しょうがない。それが小泉さんだからってｗｗｗ）
というのを思い出した。

賞品に釣られて出るアイデアなんてろくなもんじゃない、とちょっと言ってみるテスト。

今日の書きまつがい：ソニエリどっちだよ（怒）！

え～、今使っている携帯電話はSony EricssonのA1404Sっていう相当古い機種なんですが、気に入っている唯一のポイントは、ジョグダイアルだから。
でたま～にソニエリさんから携帯にメールが届くわけですね。今日届いたのは、Amazonギフト券5万円分を抽選で10名様、ってやつ。
「お～！これは一応、やっとくか？！」ってことで早速、EZ Webにアクセスしてアンケートに答えるわけです。

ナニが聞きたいんだろうなぁ、なんて思いつつ見てみると...。

ソニエリ まつがってる.

お～い、ソニエリの担当者さん！回答の選択肢の「操作感覚がいいから悪いから」ってのはどっちだYO。

もうね、「ジョグダイアル無くしちゃったんだけどさぁ。ホントのとこどうなのよ？え、おい、鈴木くん、ちゃんとユーザーの声、聞いてんの？あのさぁ、会う人会う人、みんなさ、ジョグダイアル、何で無くしちゃったんですかぁ？って言われる訳よ。もちっとさ、リサーチしてくんない？お金かけていいから。よろしくね！」っていう製品企画の上司の声がソラミミできこえるぐらいに、「ジョグダイアル必要ですか？」アンケートでした。

もう、是非、復活を御願いします。ソニエリの担当者さま。ちなみにもうこの書きまつがいは直ってますね。
ホント、旬のものだなぁ。こういうのは即、ゲットしとかないとｗｗｗ

今日のお知り合い

いや、ビックリしましたよ。ナニがって、某事例の取材で勝どきのSIerさんにお邪魔して

「そうですか、そうですか。CIOさんが後押ししてくれたんですか、はは～なるほどぉ～」なんて言って、当のCIOさんが部屋に入ってきてみると。

昔、DECでお世話になったK原さんではありませんか。一挙に90年ごろの記憶がフラッシュバックしてしまいました。

でも、全然、お変わりなくお元気そうでなにより。

で、ふと、「DEC」をググって見ると...。

http://ja.wikipedia.org/wiki/DEC  なんか栄光の（うそ）「日本ディジタルイクイップメント株式会社」の記述がないなぁ。今をときめくGoogleの日本法人の社長さんも元DECなのになぁ。大体、IT業界にいると結構色んなとこで元DECの方をお見かけするわけで。ま、皆さん、結構お歳を召してらっしゃいますけど。元DECにはよく遭遇するのに元MSKKには会わないなぁ。居るはずなのになぁ。

でもwikipediaの最後のカテゴリの「かつて存在した企業」ってのが哀しい。

「もう62だからさぁ。」by Carole King

Carole KingのライブCDを随分前から繰り返し聴いている。これ↓。

The Living Room Tour

Carole King

どの曲もサイコーに気持ち良いんですけど、2枚目は圧巻。ヒット曲のオンパレード。
「It's too late」、「So far away」、「I feel the earth move」、「(You make me feel like a）Natural Woman」、「You've Got a Friend」。これをピアノとギターだけでやる訳ですよ。きます、かなりきます。
コンサートの出だしの曲、「♪Welcome to my livingroom...」。「アタシもさぁ、もう62なのよ。だからさぁ・・・」って言う歌詞に泣ける。で、コンサートの最後の曲、「Locomotion」の一番最後で、
「♪ Com'on Com'on Com'on !! Do the Locomotion ! ～ in my living room ♪」ってとこで見事に最初の「Welcome to my living room～」って歌詞と繋がります。上手く構成されてるなぁ。娘とのデュエットもあります。
個人的には、4曲目の「Now and Forever」が沁みます。ここのYouは、恋人っていうよりも子供、かなぁ。そんなこと考えながら聴くととってもいいです。
秋の夜長にオススメ。

今日の有名人

つーか、「有名人」なんて書いたらいけないんでしょうけど。今日の午後遅くに天皇陛下と皇后陛下が広尾辺りをお通りになりました。

天皇皇后両陛下、ご通過中。

皇后陛下は、白のウォームアップで若々しい感じ。
でも、警備の公安（？）の人、聞いたらちゃんと答えるてくれるのはいいんだけど、
「天皇と皇后が通るんですよ！」は、ダメ
だろ、流石に。せめてちゃんと警護じゃない敬語使おうよ。

今日の置きまつがい

恵比寿から広尾（というか天現寺）方面に歩いて10分ぐらいのタコ公園からちょっと行ったところにあるミニストップのお酒の棚。シャンパン、並び過ぎ。こんなに需要があるのかと。14,000円の酒がさりげなく並んでます。

コンビニの品揃えっていうのは、かなり統計的に計算し尽くされている気がしてるんですけど。ということは、考えられる可能性は：

1. シャンペン好きでおされなのに異常にそそかっしいヤツが近くに住んでいる。
2. そそっかしくないけど、ワガママな彼女のおかげでいつも突然、シャンペンが飲みたい！って言われちゃう。
3. せっかくおされなエリアでお店やってるのについつい仕入れ忘れちゃうバーのオーナーが近くに居る。

というわけで、恵比寿界隈にお住みのシャンペン好きのおっちょこちょいさん！シャンペンを買い忘れたときは、恵比寿橋入口のミニストップに走れ！

シャンパン並んでます。

訳判らんがスゲ～講義録

yamatoさんからnote103さんのとこへ辿ってこれに行き着いた。

音楽学も和音やスケールとかの理論も何も知らないど素人ですけど、面白い＆スゴイ（気がする）。

H 「もうね、ジャズの9割方のイディオムはね、全部パーカーですよ」

チャーリー・パーカー聴いてみようかなぁ。

A Charlie Parker: A Studio Chronicle 1940-1948

Charlie Parker

うは～、今リンク先を読み返してこのコンテンツ、「禁無断転載」だっつーことに気がついた。
note103さんにこっそりメールしておこう。そんなことサクっとできるVox、イイなぁ。

追記：note103さんから教えてもらった本を入れとこう。自分のために。

 

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編

菊地 成孔

 

 

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編

菊地 成孔

今日の食事場：恵比寿のかつ彩

レストランネタで思い出した。子供向きのご飯屋さんもメモメモ。
JR恵比寿駅のアトレの6階にあるトンカツ屋さん。もともとは、「さぼてん」だったお店がちょっとおされにリニューアルしたのが、確か今年の夏だったような。

それ以前から通っていたうちのちびっこは、ひたすら「やわらかひれかつ膳 130g」しか食べません。というか他を試していないというのがホント。「さぼてん」と同様にキャベツ、ご飯、お味噌汁はおかわり自由。なので、カツを分けてあげながら、大人はひたすらご飯とキャベツでベジタリアンか！お前は？という状態。

子供連れて行くと子供用の小さなお椀とお皿を出してくれます。お椀にはご飯とフリカケ付き。でもってフリカケ嫌い（というか白米が好き）なちびっこのためにいつも振りかけずにお願いしています。

最初に出てくるゴマ擂り（これで「すり」って読むんですよ。日本語は奥が深い）が好きでいつも自分でやりたがる割には最後は、「おとうさんがやって！」と来る。

自分でソースをかけたりする部分が、「自分で出来る感」がイイのかな？ま、食事はそれなりです。「さぼてん」時代と何が変わったのかは分りません。唯一挙げるとすると、お味噌汁はやっとまともになりました。インスタントだったのが、トン汁に。