何に?って。そう、ナンシー関。今回、「ナンシー関大全」(All about Nancy)ってのを借りてみてホントにこの人の眼の鋭さにほとほと感心する。
テレビという形にならないものをちゃんとその時その時に批評する、というのが如何に凄いことか最後の後書きというか追悼文で坪内祐三が書いてるけど、ホントにその通り。
演劇批評でもなく映画批評でもなく、限りなく下世話な、そしてだからこそ皆が分かり合えるテレビという媒体について解剖医のように切り分けるのがスゴイ。しかも愛情を感じる。なによりもやっぱり消しゴム版画がサイコー。
こんなことを今更書くのもなんともとほほな感じなのだが、こればっかりはしょうがない。だって読んじゃったんだもん。今まで纏めて読んだことが無いので通して読んでみると眼力の確かさと簡潔な文章の緩急に恐れ入る。
リリーフランキーも生きていて欲しかったんだろうなぁ。ナンシー亡き後のコラムニストってのはどうなのよ。文春も週刊朝日も読まないのでなんとも判らないけど、日本は大きなものを失ったことは間違いない。ま、日本っていうかオレなんだけど。
むかし一緒に仕事した某DECの女性エンジニアに、異常に顔(というかメガネも)が似てるのでとても他人とは思えない。と書くとそんな関係だったのかよ!と誤解を生むのを承知でホントに昔、一緒に酒飲んだじゃん、って言いそうになる。友達になりたかったかも。会って話したかったなぁ。向こうにしてみれば、こんなダメダメオヤジは願い下げだって思うだろうけど。
[いいですね]
表紙のポートレートは、よく見ると朝青龍時代の私を思い出したよ(爆)…!
投稿情報: chubby | 2007/02/16 08:14
[いいですね] わたしもナンシー関だいすき。
chubbyたん、そういわれると妊婦時代のわたしにも似ている気が・・・!!
投稿情報: あゆ母 | 2007/02/16 21:00