鈴村金彌さんが書いた「フロイト」という薄い本を読んでみた。前に書いたプリンくんの写真に写ってる本。
Amazonさんだとどれがどれだかよくわかんない。
フロイトさんはWikipediaでは散々な扱いなんだけど、ここではかなり偉大な功績を上げた先駆的な学者という風になっている。こちとら特にガクモンの状況などには興味が無いんだけど。
外観をさらっと撫でたという感じなので、もっと知るためにはちゃんと勉強しましょうということか。
人生の後半で、アインシュタインと往復書簡をやってたらしく、内容はその当時の時代背景を色濃く映し出している感じ。その当時とは、第一次世界大戦が終わって、ドイツにナチツが登場する前夜ってころ。
アインシュタインが書いた質問に対する答えってのが印象に残ったのでメモする。
ア:「(相当略)人間の精神を発達させて、憎悪や殺戮のような精神の病に対する抵抗力をもたせることは、できないのでしょうか。」
フ:「人間相互の間の利害の衝突は、原則的に言えば、暴力を用いることによってのみ、解決がつくものであります。こうしたことは全動物界において行われているのでありまして、人間だけがその例外であるはずもありません。」
フロイトさん、結構、ペシミストだったのね....。
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