翻訳が金原瑞人さんだっていうだけで借りてみたら、ものすごいサバイバルな物語だった。
表紙の絵だけみたら、15少年漂流記みたいだけど、どっちかというともっとヘビー。少年が何とか生き延びて一応はハッピーエンド、でも読んだあとの印象が殺伐としている感じ。それはきっと本当の意味でのハッピーエンドとはほど遠いような終わり方だからかな。黙示録なんてモノを知識としても感じたことの無い人間にはちょっとキツいか。
主人公の少年が、とっても弱虫で弱音吐きまくりなのに、最後はとっても力強くなってるのが感動的。こういう感じがリアリティーだよ。だれもが、いきなり強くなれる訳じゃない。色んな人に助けられてそれで何とかやっていくっての、ね。
一緒に聴いているBGMのJoni Mitchellの「Don Juan's Reckless Daughter」のJacoのベースが、海に鳴り響く不気味な叫び声にダブってる。ばぉ〜〜〜〜ん!ぷぉ〜〜〜〜ん!って。(Jacoのファンの方すみません。)
それとそのJacoのベースの声になってる(なってない)海の謎のイキモノ、しょーもないアニメだったら絶対に海から姿を現して、「ニッコリ」したりするんだろうけど、この中では徹頭徹尾、「不気味な謎のイキモノ」で押し通す。そうだよ、そう。そんなもん種明かししちゃいけないわよ。(あ、わよって書いちゃった。なんで?)
しかし随所に出てくる主人公キットがヨット(正確にはディンギーだけど)を操るところが、イイと思う。やっぱりヨットは自由と冷静さと興奮と覚醒をもたらしてくれる人類最高の発明品のひとつだと思う。
抑制を知ることで自由になれる。そういう道具。
書いた人はイギリス人だけどヨットは知ってるんだろうなぁ。イイなぁ、ヨット。QotDにあったけど、お金が無尽蔵にあったらヨットで世界一周ですよ。で、南の島だろうが何処だろうが行き当たりばったりに行きまくる。
映画化したらとっても陳腐な画になりそうで、それだけが心配。(しなくていいから。)
これ、BGM。
抑制を知ることで自由になれる。そういう道具。
書いた人はイギリス人だけどヨットは知ってるんだろうなぁ。イイなぁ、ヨット。QotDにあったけど、お金が無尽蔵にあったらヨットで世界一周ですよ。で、南の島だろうが何処だろうが行き当たりばったりに行きまくる。
映画化したらとっても陳腐な画になりそうで、それだけが心配。(しなくていいから。)
これ、BGM。
Jacoは人使いの荒いオバサンに使い倒されてた頃がクリエイティブで最高だったと思います。ウェザーよりもソロよりもなによりも。
投稿情報: コーノ | 2007/05/21 23:59
そーですよね、とソロもウェザーもほとんどかじって無いのに反応してみる。
「Shadows and Light」サイコー。
投稿情報: yasuyuki | 2007/05/22 15:09
[this is good] Certainly. I join told all above. We can communicate on this theme. Here or in PM.
投稿情報: Ronald Call | 2010/04/30 05:50