これまでにも何冊も読んでいたので、続きで読んでみたアレックス・シアラーの「ぼくらは小さな逃亡者」。
舞台となってるのはイギリス、でもロンドンじゃなくて田舎町って設定。そしてそこで育った悪ガキ二人組、ディーヴィーとマイク。その二人が冬休みに花火を手に入れて、どこか人の居ないとこでイタズラしようってのとマジなテロリストがビルを爆破しちゃうのが偶然シンクしちゃうという話の展開からすると、もう少しブラックなユーモアがあっても良いのになと思う。それぐらい、今回は笑えなかった。最後の最後の展開は、十分に予想可能だったんだけど、中途半端にイイ人なテロリストの下っ端、ケヴィンが今ひとつ魅力的じゃない。それに展開も無理が有りすぎな気がする。ガキンチョ二人もなんか悩んでんだか、のほほんとしてんだか判らないし。その部分の掘り下げ方がちょっと腰砕け的な感触。よそ事に気でも取られちゃったのかな?
色々考えたんだけど、ちょっと辛い評価になっちゃった。
でも映像にしたら、凄くキレイな良い短編映画になりそう。勿論、下っ端テロリストは、ロバート・カーライルで宜しくお願いします。Dear Frankieのジェラルド・バトラーだとちょっとまとも過ぎる。というか最近のNon Britishで脳天気じゃない役者というとこの二人しか思い浮かばない。^^;
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