どうしてこんな本を借りちゃったのか?と自分を責めるわけじゃないですが。
書いてる人は、早稲田の先生なんだけど、とにかくタイトルの通り、「親にも愛されなかったら、あなたはどうなる?」、「他人の横暴を許しちゃってるのはあなたのせいかも?」、「だから変に期待せずに愛されなかったことを認めて前に進みなさい」てなことが延々と書いてある。
しかもかな〜り冷徹な言葉使いで。読んでてしょぼ〜んってしちゃったYO。
だいたい、章の名前がこれだもの。
第1章 親から愛されない人は誰からも愛されない
第2章 愛されなかった人は大人になれない
第3章 自分を愛しぬく
でも、冷徹は冷徹だけど底のほうにあたたか〜いモノが在るみたいな感覚。つめた〜い川の水の底にあったかい温泉が沸き出してるみたいな。
挫折や悩みが人間を大きくする、なんて信じていないと。悩みそのものではなくてそこから抜け出るためにもがいて苦しんでリセットすることそのこと自体に、というかくぐり抜けることによって人間は育つのだ、と。
薄いけど良い本だった。恋愛依存症とか寂しくて寂しくてという人は読んでみたほうがいい。
「一人で生きられる人が二人で生きられる」
というどこかで見たと言うコピーについて、そうだよねって同意してる。ま、これに関してはオレもその通り。
独り遊びが出来ないとダメなのは子供も一緒。
あ、いけねぇ。私もこの著者の本を読みまくっていた時期が。いや、たぶん、手元にも何冊かあったような(ブクオフ経由で)。
「寂しくて寂しくて」な時期がちょっと前にあったので、これ、探して読んでみようかな。いま行っている図書館にあるといいなぁ。
投稿情報: マキ | 2007/09/14 14:26
私はこの本の「こんな貴方は親から愛されていない」という言葉のおかげで10年以上両親との関係に苦しみました。
親の一挙手一投足が不信感と繋がるようになっちゃって・・・
あるとき愛されていないのではなくて、愛される価値がないと思っている自分に気づいてようやく呪縛から解き放たれたけど、それからはこの手の本は読まないようにしています。
投稿情報: @u-ra | 2007/09/14 22:31
あ〜、@u-raさん、判る気がする。かなりピシッと書いてありますもんね。ちょっとLowな時に出くわしたらキケンかも。しかし10ねんて。
「ショーシャンク」的な時間の長さだなぁ。
投稿情報: yasuyuki | 2007/09/14 22:43
私がしっかりしていなかったばかりに両親には迷惑をかけてしまいました。
子供にとって一番辛いことは愛されていないことではなくて、自分を生んでくれた親を愛せないことなんですよね。
でもいつかは通らなければいけなかった道なのかもしれませんが・・・
投稿情報: @u-ra | 2007/09/14 23:10
うんと、「しっかりしていなかった」というよりも自分のホントの気持ちを掘り当てられなかったってことじゃないですかね。だから、しっかりというよりも落ち着いて振り返るという感じかなのなぁ、自分的には、ですけど。
自分のことを振り返るってツライことだったりしますけどね。
投稿情報: yasuyuki | 2007/09/14 23:26