いやぁ、本の名前がちょっとだったんだけど、1/3ぐらい読んだら止まんなくなった。最後まで駆け抜ける感覚。
こんなにステキなファンタジーがリアルな手触りで語れるなら、もう○○○○は要らないんじゃないか。
(○○○○にはお好きな小説家を入れてください。ボクの場合は、「アレックス・シアラー」ですけど何か?)
しかも登場人物も舞台設定も現実離れするギリギリのところで踏み止まってる。そして起こる事件がこれまた現実離れしそうなくらいのギリギリ感。あとちょっと無理すると白けちゃうんだけど、なんとか個人的にはギリギリ。
それが後半でとんでもない展開になって、ここで「えwwwww」って「ダメだぁ」の人もいらっしゃるでしょう、きっと。でもその先の「オチ」が結構、ストンと胸に落ちた。これで全然問題無い。というかこれしかなかったんじゃないか。
何人も人が死んだり死にそうになったりして、でも愛する人に「死なないでほしい」と願う気持ちが最後の最後で固い思いに昇華するところは、なんとも言えない疾走感。こうやって若者は走っていくんだなと思う。
ストーリーがどうのこうのというよりは、この疾走感を味わう小説だと思う。と言いつつ読み返してないのでとんでもなく間違ってる可能性もあるんだけど。(真夜中に読んでたからね)
これ、映像化したらすごく良さそうな気がする。勿論、サントラはこれで!「月の裏側」が接点ってーだけですけど。
このCD、記事の中で紹介するまえからnobukiさんにコメント貰ったりして結構嬉しかった。でも「yasuyukiさんの狂気」はちょっと勘弁。ホントにそんな風に見えるのかな?どうよ、それ。
[this is good] The matchless theme, very much is pleasant to me :)
投稿情報: Ralf Baez | 2010/04/30 18:20