なにかというと、ふと「お気に入り」に登録しておいて、それをめざとく見付けたわが愛すべき同僚、Chieから届いた「も〜、これに感動しました!」なんてコトバに背中を押されるように、読んでみた。
勿論、Chieが買った本を借りたことは言うまでもない。面白いもんで、自分でも結構やるドッグイヤー(気になるページの角っこを折っておくってやつ)、Chieがやったのを見ると、「へぇ〜、こんなとこが気になってんのか?」とか「あ、判るよ。これだろ?おれも気に入ったぜ!」なんて気持ちになる。ちょっとマイクロなBook Shuffle 状態。(そー言えば、最近、やってないなぁ〜、ねぇ、みどりねーさん。)
はい、元に戻ろう。とある学生がITベンチャーに足を踏み入れて、そこでの葛藤からソーシャルベンチャーの代表者になるまで、と言えばある種のサクセスストーリーなのかもしれない。でも、単なる自慢ではなく「あれ?これ、変じゃない?」とか「ぐっは〜、やられたYO!」とかの失敗がらみのエピソード満載。それを本当に駆け抜けるようなスピードの文体で書き上げてる。でも、なによりも最後のエピローグのたった4ページと2行の何気なさに感動する。
両親の誕生日パーティの日に自分の姪っ子と遊びながら、自分が社会を変えられるということの小さいけどとっても確かな手応えとともに、一緒に変わった(もしくは変わるはずの)社会を散歩しよう、と呟く。きっといろんな挫折もあれば、驚きも喜びもあるだろう。でもね、そういうことがちゃんと社会に繋がっているんだ、そしてそれは自分や周りの仲間だけじゃなくて、次の世代に確実に繋がっているということを理解したこの若者を素直に応援したい。そして、そういう行動の一部にでもなれたらな、とこの40過ぎのオヤジでも思わせるぐらいのチカラに満ちた本だった。
この本を勧めてくれたChieに感謝。本で繋がるっていいよね。マジで。
ちなみに巻末に「社会起業家に興味を持った人への次のステップ」という非常に具体的なHowToがあるのが、大変ヨロシイ。こういうとこをみても自慢話じゃなくて「あなたもやってみませんか?」という思いが伝わってくる。
もいっこ、ちなみにですけど、その次の「社会起業家リスト」に出てくる「かものはしプロジェクト」はこの人です。Voxに居たんですね。いつだったか判らないぐらいにご近所に登録していた「にゃむ」さん。
この本を書いたご当人のブログはここ。
[いいですね] あ、これ本屋で立ち読みしてちょー気になってました!
やっぱちゃんと買って読もう。。。
投稿情報: neco | 2007/12/10 01:01
[this is good]
自分で自分の記事に[いいですね]は、こっぱずかしいんだけど、駒崎さんのブログにコメント書いたら、ソッコーで本人からメールが来た!
あ~、ちゃんと繋がった感でちょっと感動。「本当にありがとうございました」って書いてあるYO!あと「眼があったらニコってしようよ」も同感!って。
今週はちょっとハッピーな気分で始まりましたぁ。
投稿情報: yasuyuki | 2007/12/10 09:02