そう言えば観たわりには書いてなかった「Once」。邦題に「ダブリンの街角で」ってーのは多分に説明過ぎる気がする。そんなに説明しなくてもイイんじゃないかと。配給会社ガンバリ過ぎ。
さてと内容についてはちょっとネタばれしますので、これから観ようって人は読まないほうがイイかも。
ご近所さんのtarakottaさんも観てて、最後のところで二人が結ばれないってのが「あれ?」って感じだったらしいけど、オトナ的にはあれが正解。だって母親も娘もダンナもいるチェコからの移民の女性がいきなり全てを捨てて、オトコについて行けないよね。そしてその伏線として二人とも一回もキスすらしない。レコーディングが終わった朝に別れるときもなんとなく後に引きつつさりげなく。
元々の脚本には一度だけキスをする、そして別れるという風になってたらしい。だから原題がOnce。でもそれはオカシイと主演の二人が反対したらしい。だから何も無くちゃんと別れるようになった。こっちのほうがよっぽどロマンティックだと思うぞ。
あと脚本的にスゴク良かったのが一度も名前が出てこないところ。街で知り合って別れて行く男と女、しかもそれぞれに生活があってとってもリアル。その二人の出会いと別れがフツーにドロドロしないで描かれているところがとても良い。
一番個人的に受けたのは、フーバーっていう掃除機を直してもらおうと彼女がズルズルとひきずりながら、彼が演奏している通りにくる場面。彼に会って「直してよ」ってお願いして、それからランチを食べて・・・というところで、ず〜っと掃除機をズリズリと引きずりながら歩く彼女。あんなに掃除機が愛おしく見えたことは無かった。ヘタなワンちゃんよりカワイイ。
ちなみに楽器屋で二人が歌う曲がとても良いんだけど、サントラ買わないとダメかなぁ。DVD付きの方がイイらしいのでやっぱ買おうかしらん。
と思ったらYouTubeにその曲が上がってた。
これ、イイ曲だわぁ。映画も去年のMyベストだった。おススメします。
[いいですね]
ぉ、観た方がいるとはうれしいです。いい映画でしたね。
僕も同じような感想を持ちました。主人公たちの名前が出てこないところ、エンドロールだと"GUY","GIRL"ってなってるんですよね。ロールの一番初めにそれが出てきて、あ!名前はないんだ、と気づきました。上映中はまったく気づきませんでした。yasuyukiさんは気づかれましたか?
投稿情報: R | 2008/01/15 00:16
お〜〜、同じとこで気が付いてる。そう、エンドロールでうわぁ〜カッコイイ!って思ったくちです。
二人の不器用というかぎこちない会話がとってもステキでしたね。あとアパートまで訪ねて行って彼女の娘に泣かれちゃってこまっちゃうとことか。リアリティあり過ぎだよって。
投稿情報: yasuyuki | 2008/01/15 00:22
[いいですね]
いや、「あれ?」っていうのは良い意味で意外って感じで、くっつかないにしても、彼女の旦那が最後家に戻ってくるとは思わなかったです。いずれにしろ、「あれ?」っていうのは良い意味です。ま、結局、お子ちゃまなせいかもしれないんですけどね。
エンドロールは気づきました。あれ、いいですね。
http://takuyaoikawa.blogspot.com/2008/01/once.html
投稿情報: takoratta | 2008/01/15 10:31
[いいですね]
今日やっとみにいけましたw
私もこの映画気に入りましたよ~☆
街並みがステキでしたね♪
投稿情報: はたちゃん | 2008/01/15 23:28