2/2にnebulaさんから頂いた「非属の才能」という本を朝とお昼の時間に読んでみた。
学校やら組織にしがみついて他人の目を気にしながら、列を乱さないように生きる、という選択肢に疑問を投げつけ、引きこもりの若者(もう若者だけじゃないけど)に対して「それでいいんだってば!」と応援してくれる、という本。
「引きこもりはさなぎ」だっていうくだりは河合隼雄さんのコメントを引用していてなるほどなぁと。先生、良いこと言うな、やっぱり。
前に書いた記事で「オトナになるってことはつまり、自分の我を抑えて社会に適合するってことらしい」ということを別の本からの引用で書いてみた。それは本当にそうだとおもうんだけど、この本の様に「学校も嘘ばかり」「組織に馴染んでも才能は伸びないよ」というのもある意味、その通り。ただ、「だから(北海道とかに)プチ失踪してみよう!」というのはそれ自体が既にマニュアル化してると思うぞ。>山田さん。
問題は、自分の判断能力として「あ、これはなんかやる意味無い」っていうことと「うぉ!これはやっちゃあいけないよな」っていう自分なりのしきい値を持てるか、ってことだろう。そしてそれはマニュアルにも法律にも書いてない。自分で試行錯誤しながら獲得しないといけないこの世の中で一人一人が生きてゆくとっても大事なモノなのだろう。それを持つことが人間が生きていく最大の目的なんだと思う。「幸せ」っつーのは、要は状態のことなので目的じゃないのね。
だから、自分で判断できる、いろんな人と関わりながら生きていける、そういう風に子供が育つように見守る、というのが親の仕事だと思う。守るじゃなくて見守る、怪我するまで手は出さない。怪我したら面倒みてやるよ、と。
真ん中ぐらいにでてくる一輪車の練習に出かける孫娘に声をかけるおばあちゃんの一言がそれを見事に表している気がするなぁ。
「いっぱい転んできな」
そして著者の山田さんのこの一行。
子供の未来は、「親が子供の失敗をどれだけ許せるかで決まる」(74p)
ということで、「これをR画伯の親であるyasuyukiに読ましとこう!」って思ってくれたnebulaさん(もう師匠と呼ばせていただきます!)に感謝。
そう、この本手に取ったとき「非属」と言いながらマニュアル本じゃん.....と思った.....そして、この時点でオイラは「非属」じゃねぇなぁ.....と.....(* ̄m ̄)プ
これ良いでしょ、普通の親はこれが出来ないんだと思いますよ.....そうオイラも許せない親でしたから.....orzでもね
書かれていること全てが正しいとは思いませんでしたが、違った角度から見れば気が楽になると言うことが沢山ありますしね。
それに、協調はしても同調はするなと.....これも好きなんです.....(⌒-⌒)
投稿情報: nebula | 2008/02/04 23:30
アグリー(・ω・)
投稿情報: withoutsugar | 2008/02/04 23:43
[いいですね]
投稿情報: herorin | 2008/02/05 01:27
この著者は、漫画家の山田玲司さんですか???
投稿情報: サチヲ | 2008/02/06 07:20
サチヲさん、そうみたいですよ。ボクは読んだこと無いんですけど。
投稿情報: yasuyuki | 2008/02/06 08:41