まぁ、しかしこのVox This!でブックマークにするってヤツは、記事のタイトルがそのまま中身のタイトルにもなってしまうのねん。
ちょっとなんつーか、変えるとすると元の記事に失礼、でもそのまんまのタイトルになっちゃうのも困る、という中途半端な仕様なのはこのさい、おいておいて。
上の記事にある
宮崎駿監督は「現代の子供は、祝福されていないことを知っている」
というのをちゃんと考えてみようと思う。
前に読んだ本で「劣等感とか落伍者意識は親が刷り込んでる」というくだりがあって、それと同じ文脈で親から「あんたはダメだ」とか「昔は良かったけど、あんたたちの世代は終わってる」とか常に言われ続けたら、そりゃ自分だけのことじゃなくて自分たち世代ぜ〜んぶが、「俺たちもうだめぽ」って思うのは仕方ないんじゃないかな。
だいたい昔が良かったなんて思ってるかもしれない自分(の世代)にしたって、あの頃は「サイテー」と思ってたし、学校も教師も親もまぁ、ひでぇなぁと感じてたのにね。これって時間が経つと全てが美化されるという良い見本。
だから、ダメなとこがあるのもイイところがあるのも昔と一緒。せめてこのひとが減り続けている国にちゃんと産まれてくれて生き延びてくれたことを、それだけでも十分に祝福されるべきことを、ちゃんと伝えてあげたいと思う。勿論、「うるせぇんだよぉ、オヤジ!」って罵倒されてもまぁ、いいじゃありませんか。元気があって。
なんか最近読んだ、「見えない世界で生きること」という本に、街で会ったパンクな若者が視覚障害者の著者を助けてくれるという話を読んで、「捨てたもんじゃないな」と思った。そう、いつの時代にもダメなのもイイものもある。それをちゃんと理解して自分で行動できる、声を出せるってのはステキだなと。
いっやー、ワシらの頃はさすがに世の中全体で「大変な時代に生まれて来ちまいやがったな感」みたいのなかったっしょ。「公害」って言葉すらなかったもん。
いくら安保がアレで軍隊とサヨクが合体したみたいな「オトナ」がゾロゾロしてても社会から発せられる子供に対する同情なんてなかったとおもーよ。
現代はミョーに「こころ」を気にかけすぎるってのもあるとは思うけど、それって成熟してない=コンプレックスだよ。情報があるから気になるけど自分の家庭とか小さいところに落とし込まず極力スルーできるのが大人かとも思います。
投稿情報: コーノ | 2008/07/20 00:37
要は、情報があり過ぎるってことかもしんないですね。知らなきゃ知らないでしあわせなのに、知ってしまった不幸、みたいな。
「こころ」もそうだけど、「なんか良くないところを直したい」シンドローム、みたいな。何とか健康法みたいな「とにかくこれで良くなります!」とか「肥満にはこれが効く」的なことがありすぎ。べつにいいじゃん、スルーしたれよ、って思う。
投稿情報: yasuyuki | 2008/07/20 06:39
同感。
情報の内容じゃなくて、量が18禁だと思います。
情報量に負けて分別(ふんべつ)が身につく前に、「お金がないより、ある方がいいですよねぇ」的なおかしな選択肢を迫られ、程度問題が判断できなくなっているような気がします。
コーヒー豆の量はいい加減なyoshibo4でした。^^
投稿情報: yoshibo4 | 2008/07/20 09:49