というわけで、DELLさんのイベントに行ってまいりました。いつものAMNさんの仕切りで。
部屋に入るといきなりずらっとDELLさんのノートブックが並んでる。デカイのから小さいのまで、果ては竹の板?を貼ってあるオサレ〜なデスクトップまで。で、皆さん、写真撮りまくり。
それから、PMのひとにプレゼンして頂いてから、各自、「2010年に欲しいと思うPCは?」とかなんちゃらを考えて、意見を出す、みたいなお約束のお時間。
で、大和でキーボードに関する鬼のようなおかたの話を聴いたことが有るワタクシとしては、DELLさんのキーボードに関する思い入れを聴いてみたかったはずなんだけど、忘れてた。なんでだろーなー。
でも実際に今回のメダマの12インチのネットブックやその他のノートブックのキーボードを触ってみて、判った。
ずばり、こだわって無い。
触ってみるとキーストロークが頼りない。ということはキートップを支えるバネetcのシカケにお金が掛かってない。
そして某ThinkPadにはだいぶ前から付いている「キーボードにお茶飲ませたときに底面から水分を逃がす穴」に関しても、
付いて無い。
ふむ。
そして液晶のパネルの辺りの剛性感が、無い。
はいはい、3無い仕様。あ、めんない千鳥?
PMのひとのプレゼンでも「DELLはデザインがダメで・・・」とこっちが赤くなっちゃうぐらいの率直さ。もうね、それだけでイイ!って思った。ぶっちゃけてなんぼですから、きょうび。その姿勢がイイ。
あとちょっと誤解してる人が居たんだけど、「グローバル」ってことは「ローカル」なリクエストが通らないということなのだ。そしてそれを突き抜けないと結局、
A:「本社はさぁ、判ってくれないんだよねぇ。」
B:「そうそう、『そんなリクエストは今のバジェットをクリアしてから言え』っていわれちゃうんだよねぇ。」
ということになる。
「色は黒じゃないほうがイイ」とか「ツートンって何?わけ判んない」とか色んな言われようですが、世界規模でモノを作って販売している、しかも新製品のライフタイムって9ヶ月くらい、で、調達しなきゃいけない部材が山ほどある、しかもその部材(CPUとかメモリーとか液晶とかバッテリーとか)の調達がとんでもなく複雑というか他社との取り合い、というビジネスなんです、PCを作るっていうのは。
ということで、BTOというシステムを作って市場を変えたDELLさんというのはやはり、革命的だったわけです。
ワタクシの個人的な意見を言えば、1年先にはPCそのものを作って売るという会社は減ってるんじゃないかな。と、書いてから「そうでもないか!」って思ったのは、これから家電系との連携がどんどん出てくる。今、PCで我慢しておかないと次に繋がんないって思ってる家電メーカーが居るか、と。たとえば、SONYさんとか。でも、その家電連携系でもちょっとヤヴァイとこは、キツイかも。たとえば、Tシバさんとか。Sャープさんとか。ま、ここは妄想ですね。
ネットブックみたいなニッチなモノを作る会社はそれこそこれからが淘汰の始まり。その前にとっとと売っちゃえー!ってことかしらん。でもコストが5〜6万なら、買い替え需要の期間がこれまでの20〜25万台のPCとはそもそも違う気がする。
つまり、6万で半年使えたら、「もう捨ててもイイ」。なんて反エコなお考え。でもそれはそれでイイ人たちが居るんだから、ね。
これから好き者以外にこういうガジェットっぽいPCを売ろうと思ったら、とても大変になると思う。今は、まだ人柱のひと(よく言えば、Early Adaptorさん)が先走ってるわけで、それが一巡したら、もう終わり。しかも値段勝負なところがあるので、コスト削減の嵐。やっぱりメインストリームになるのは、DELLさんとかHPなんだろうと思う。Acerはどうだろう?
あ、ThinkPadの会社はですねぇ、率先して軽くて小さいの(IdeaPad)を出しゃぁ、好き者に売れたと思うんだけど、ちょっと無理じゃないかなぁ。というかもうおそい。つか、いま時点で日本のWeb直販サイトがメンテちゅう。orz
ということでそのDELLさんのInspiron mini 12っていうのをモニターとしてお借りしたので、別途、ちゃんとレポートします。
モニターのとこが、すべすべしてるんでこっち側が写っちゃうのね。
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