普段から、極力ビジネス本は読まないようにしてるんだけど、これはふと手に取ってから、目次を見てイイかなと思ってしまったのが運の尽き。
何かって言うと、言ってるとこは正しいと思うし、文章は平易で読み易い。ビジネス本としては(読んでないくせに)良いと思う。
でも、真ん中辺りで「数学が判ると判んないのでは、平均所得が100万以上ちがう」、「だから数字を読めるようになれ!」、「それがグローバルでカツヤクするビジネスマンには必須!」みたいなシュプレヒコールが連呼される。
うん、でもね、「100万ちがう」ってとこだけは、統計はウソをつくみたいな本を読んじゃった後だけに、ちょっとイケて無い感じ。この本の人もだいぶ前のほうに書いてあるけど、「 経済統計は、数字そのものよりも、解釈が重要です。」ってコトバをお返ししたい。
しかしだ、言いたいことはシンプルなのに200pの分量にするために余計な内容が盛り込まれちゃったような気がする。
それと「平易な文章」は必ずしも「話し言葉ではない」と思うんだけど、なんかくそ暑い時にかかってくる売り込み電話みたいで、聞き終わった後に「あぁ〜〜〜〜シャワー浴びてー!!」って叫びたくなった(秋だからやんないけど)。
こういうコンテンツこそ、Webで公開してちゃんと双方向にしたらいいんじゃないかと思うな。思うにこういう啓蒙ネタに本が向いてるのは、反論したり、質問したり、出来ないから、かな?
あ、でも普通にいいビジネス本だと思いますた。数字が苦手だなーのひとは読んでくらさい。
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