いま、洋楽(って言葉も古いな)で「フリー」っていうときっと「Flea」でレッチリの中のひとってことなんだろうけど、ワタクシ的には「Free」で、最近、二人しかいないQueenに入っちゃってご機嫌なポール・ロジャースのボーカルで有名なイギリスのロックバンドのほう。言ってみればポール・ロジャースが世に出るキッカケとなったバンドかな。
実は、Freeの後にできたBad Companyはリアルタイムでちゃんと聴いてたのに、今回、ボブ・クリアマウンテンがリミックスしたThe Best of Free ってのを聴いてぶっとんだ。いや、これなら全然Freeの方がカコイイんですけど。
しかしリミックスってこんなに音が現代的になるもんなのかな。それともこれが当時のレベル?なんか信じられない。
後継のBad Companyと比べるとギターのレベルが違う。もう全然違う。ポール・コゾフって天才だったんだとしか思えない。ベースのアンディ・フレーザーも黒人的でも無く、かといってノリが悪い訳でもないという不思議にアバンギャルドなベースライン。それに若くてソウルフルなポール・ロジャースのシャウトが乗るっていう奇跡のようなコンビネーション。ドラムがシンプルなのがちょうどいい感じ。
若いミュージシャンでブルースっぽいロックをやりたいんだったら、あんまり先祖返りしないで、Freeをコピーすればイイと思うなあ。ボーカルがあのレベルまで行けるか?がスゴい別れ目だけども。
若いミュージシャンでブルースっぽいロックをやりたいんだったら、あんまり先祖返りしないで、Freeをコピーすればイイと思うなあ。ボーカルがあのレベルまで行けるか?がスゴい別れ目だけども。
しかしこのCDのジャケットは最悪。
[this is good] Such did not hear
投稿情報: Robert Grady | 2010/05/01 14:06