スパイ小説で一番好きな本を紹介してください。
うん? 呼んだ?
スパイ小説っていうお題がちょっと旧いというかなんというか。よくあるソ連 vs アメリカ、イギリスって設定が既に現実のほうが小説を追い越しているっていう...。
でもこの三部作は、絶対に外せないって自分の「本」のとこからアイテムを入れようと思ったけど、既に19ページもあるんで探すの諦めた。だいたい自分で追加した記憶が無いもんな。
で、新しく追加、と。
これぐらい苦み走ってて、手に汗握りつつ、でも決して派手な捕り物とかがあるわけじゃぁない、でも読後がスゴいカタルシス、というスパイモノの傑作の原形だと思う。ジョンルカレ先生の集大成じゃないかなぁ。「寒い国から帰ってきたスパイ」も「リトルドラマーガール」もいいけどね。
もう25年以上前の本なのね。歳取るわけだ。
人、組織、国を欺くのが仕事のスパイさんなのでお互いが同じ土俵というか同じ基準で戦わないと面白くない。だから、最近のスパイモノの「アラブvsアメリカというか西ヨーロッパ全般」が騙し騙されじゃなくて、シガニーvsエイリアンの異種格闘技になっちゃって面白くないんだな。
これはそんな中でも面白かった。
なんだよ!「天使は・・・」の本から昔の記事を辿ったら、ほぼ1年前に自分でスパイモノの記事書いてんじゃん!
1年も先取りしてたんだ、オレ。でもウレシくないなぁ。
投稿情報: yasuyuki | 2008/11/11 00:22