いつも「イケてる外国小説の探知装置」と勝手に思ってる金原瑞人さんの翻訳による「サレンダー」というオーストラリアの作家の本を読んでみた。
これってYA(Young Adult)向けの小説ってことになってるけど、誰が読んでも恐ろしいぐらいのホラーだ。
話のスジは、スティーブン・キングの「ダーク・ハーフ」と、とにかく悩めるティーンエイジャーの男の子が出来うる限りの恥ずかしいことと恐ろしいことをするっていう結末の小説がどっか有った気がするんだけど、思い出せない。それを足して3倍したぐらいに恐ろしい。
こんな恐ろしいストーリーをちゃんと文章に出来るぐらいにこの作家はスゴイ能力を持っているとしか言えない。
犬が怖いのは「クージョ」だし、自分の知らない側面が怖いのは「ダーク・ハーフ」。でもそんなもんじゃあない。とにかく、コワイ話が読みたいという自虐的なひとは読むとイイと思う。これに「ふ〜ん、そんなヤツも居るよね♪」ぐらいに思えたアナタは、ちょっとどっかにリハビリに行ったほうがイイと思う。
最後の最後を喫茶店で読んでて背筋が寒くなった、というか周りの温度が10℃くらい一気に下がったかのような感覚。真夏にたまたま覗いちゃった井戸の奥から空恐ろしいぐらいな邪悪の権化の顔を視ちゃったって感じ。でも、こいつがなんとも可愛らしい顔をしてるのが、余計に怖い。
金原さん、罪なひとだわ〜。
今年、最高に怖い話であった。でもあと9ヶ月あるのかー。人間って怖いなぁ。
話のスジは、スティーブン・キングの「ダーク・ハーフ」と、とにかく悩めるティーンエイジャーの男の子が出来うる限りの恥ずかしいことと恐ろしいことをするっていう結末の小説がどっか有った気がするんだけど、思い出せない。それを足して3倍したぐらいに恐ろしい。
こんな恐ろしいストーリーをちゃんと文章に出来るぐらいにこの作家はスゴイ能力を持っているとしか言えない。
犬が怖いのは「クージョ」だし、自分の知らない側面が怖いのは「ダーク・ハーフ」。でもそんなもんじゃあない。とにかく、コワイ話が読みたいという自虐的なひとは読むとイイと思う。これに「ふ〜ん、そんなヤツも居るよね♪」ぐらいに思えたアナタは、ちょっとどっかにリハビリに行ったほうがイイと思う。
最後の最後を喫茶店で読んでて背筋が寒くなった、というか周りの温度が10℃くらい一気に下がったかのような感覚。真夏にたまたま覗いちゃった井戸の奥から空恐ろしいぐらいな邪悪の権化の顔を視ちゃったって感じ。でも、こいつがなんとも可愛らしい顔をしてるのが、余計に怖い。
金原さん、罪なひとだわ〜。
今年、最高に怖い話であった。でもあと9ヶ月あるのかー。人間って怖いなぁ。
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