言い出しっぺなので、まぁ、書き残す役得はあるかなと思いつつ、ナンで「えxぺ」(読み方はエクスペです)なんてのを言い出したのかをメモってみる。
ついでに、今考えているアイデアなども少し。
ワタクシにとって勉強とはなにか?
@hyoshiokさんの名言、
「勉強会力は日本の希望です」
にあるようにある仕事に従事しているひとがその仕事をこなすだけに飽き足らずに自らすすんで勉強する、そしてそれを分け合うというのはスゴイことなのだと思う。特にIT系のエンジニアのようにかつてはメーカー間での守秘みたいなものが暗黙の了解というか、オトナの事情的なタブーとしてそういう人的な交流を妨げていた時代から見れば、今のオープンソース系のテクノロジーや言語、Web制作界隈などの勉強会の隆盛は眩しいくらいの希望にみえる。オジサン、もうウレシくなっちゃうみたいなww
こういう交流というか「会社」って枠にとらわれずに前に踏み出すひとは、そのままドンドン行けばイイと思う。いや、踏み出せないひとも是非、少しだけ勇気を出して踏み出して欲しい。
さてと、自分自身を振り返ってみると元々IT系のSEだったり、マーケだったりするのにもうすっかりその辺の欲望というか欲求が脂が落ちちゃったみたいに無くなっている。勿論、Akamaiさんのセミナーみたいに「おぉ!これは!」みたいなのがあれば、それは食指が動いちゃうわけだけど。
でも今はそう言う技術よりももっと人間のほうに興味がある。そしてその人間が作る社会というシステムのほうに。
で、近所に図書館があるというのを最大限に利用して色んな本を読み始めるわけですね。勉強と称して。
例えば、最近だとこんな感じ。(初めて過去に書いた記事のbookってタグが付いた記事を振り返ってみたww)
少子化はマジでヤバイって。だってこのまま行くと西暦3000年に日本の人口、27人だぜ!
やっぱいじめって構造問題じゃないの?つまり「学校」という閉じた収容所の。
「男女同権は女性を幸せにしない」の著者が上野千鶴子をdisってるだけで胸がスッとするわけでww
「猫はカワイイから殺しちゃいけない」という論理と「クジラは知的な生物だから殺しちゃいけない」という論理が何かどこかで繋がっている気がするのは気のせいか
イスラム教って知らないとヤバくね?ということで高校生の教科書を読んでみますた。
なんかちょっと偏ってるなぁ。まぁ、それもきっと無意識に選択してるんでしょう。気にしないww
そしてこういう風に得た知識をなんかに使えるかって言うと実はそうは無い。つまり実生活で役に立つことは殆どない。じゃなぜこんな本を読んでるのかというとやっぱり「裏側」を知りたいからなんだろうなと思う。
つまり表層に現れる現象とそれを起こす後ろにある原因を少しでも理解したい、という欲求。
で、やっと勉強会ネタに辿り着くんだけど、知ってるだけでは、というか読んだだけ、読んでTwitterでメモるだけ、では知識は身に付かない。なので、それを誰かに説明してみようとする。そう、覚えたことを自分で消化するためには自分のことばで説明してみるのが手っ取り早いから。
ということでやっと最初の結論、自分が知って「おぉ!これは!ナイスな発見!」って思えたことを自分で消化するために「勉強会」を利用したいというのが最初の思い付き。
判んなかったら調べるしかない。調べるには訊くしかない・見るしかない時もある。
ところが、いろいろ調べて行くと本を単に消化するだけではどうも足りない。つまり、「??ここはナンでこうなってるの?」とかのギモンが湧いてくる。そうするともう書いたひとに訊くしかない。どっちにしろ書かれた当初と読んでいる今では時間が過ぎ去っているわけだ。その間になんか変化は無いのか!?とか思うじゃないですか。
ということで特にガクモン系とか社会問題系の著者のひとに「ホントのところ、どうなんすか?」って訊いてみたいし、モノがからむネタであれば、それが作られる現場に行きたいと思うわけ。ところが一介の生活者であるところのワタクシが「知りたい!教えて!見せて!」って叫んでもまぁ、叫ばれたほうも迷惑な場合が発生することもおアリでしょう。(実際のところ、AkamaiさんとかDeNAさんには迷惑かけてます。すみません。)
じゃ、なんか独りじゃなくて同じような欲求を持っているひとがチームになったほうが良くない?っていう素朴な思いをちょろっとTwitterで呟いてる知り合いのGeekpageさんとかたまたま同じ頃にお会いしたタケルンバ卿とかにこういう思いをぶつけてみたというのが前に書いた「えxぺを始めます」の内容。あ〜、長かった。
ということで「えxぺ」は皆さんが「オレもこういうの知りたいんだよなー」とか「ココの中のひとと話してみたい!」とかを共有してみんなで助け合おうみたいなサイトです。あきみちさんが纏めてくれたこの一行がやっぱカコイイわ。
「えxぺ」は、第一線で活躍するプロの「expertism」を多くの人が経験(experience)できることを目指す実験的(experimental)な取り組みという心で名付けました。
ということでまだ参加するひとを制限してて話がややこしくなくするフェーズですけども、ある程度ウマくいき始めたら、もう少しユルくする予定ですので、おまちください。>期待していて頂いているみなさま。
それと最後に個人的にやりたいテーマをメモっておく。Twitterでも書いた気がするんだけど、まぁ、ココでもメモということで。
- 少子高齢化社会ネタ:少子化の本を書かれた金子勇さんには是非、お会いして話を聞きたい。特に提案してくれている内容の具体的な話を聞きたいなぁ。理論の解説よりも提案の具体的な話のほうがタノシそうだし。
- ファッション系のお試しネタ:ちょっと前にBEAMSさんに提案したんだけど、あんまり洋服とかに気にしないようなブロガー男子を集めて着せ替えゴッコオフ(つか、これ勉強会じゃないww)したいと。まぁ、「体験」ではあるのでww もともとあきみちさんとはてダの有名人、有村さんをモデルにしたかったんだよなぁ。BEAMSの関根さん、思い出してくだしあ!
- いじめネタ:これも最近読んで感銘を受けた本の著者、内藤朝雄さんを呼んでお話を伺いたい。ちょっと本のほうがカタいのでここはとてもヤワラカくお願いしたいです。
- ネットの視聴率を調べてるComScoreさんのお話ネタ:インターネットの視聴率ってどうやって出してるか、知ってます?ここのなかのひとに訊くと一発で判ります、はい。これ、日程調整してます。しばしお待ちを。
あれ?ほかにも「ミニスカニーソの良さを体験する勉強会」とかあった気がするけど、あれはどーなったのかなーww
ということでちょっとメモってみた。長くてすみません。
「知りたい!」という欲求はいくつになってもあるもので、きっと尽きる事がないんでしょうね。
レポート楽しみにしています。
投稿情報: Tagio | 2009/06/08 10:08
あー。
comScoreさんは聞いてみたい。ちうか、日本法人はまだあるんですか?
投稿情報: Zoker | 2009/06/08 23:12
ComScoreさんね、うちから歩いていけるとこにまだオフィスあるはず。聴きたいでしょ。また、デモっつかシステムのUIがちょっと旧い感じだけど良いんだ、それが。
Zokerさんも早く東京に来なよww
投稿情報: yasuyuki | 2009/06/08 23:20