「認知症を生きるということ」という本を読みました。
前に読んだ「オスカー」という認知症のターミナルケアをする施設にいる猫の話から繋がりで読んでみた。サブタイトルに「治療とケアの最前線」とあるがごとく、認知症とはナニなのか?現時点での治療とかどうなっているのか?をかなり丁寧に調べたルポ、とでもいいましょうか。
認知症に効く薬の開発物語から介護の現場のエピソード、はたまた回想療法や臨床美術といった薬に頼らない療法の紹介までホントに今現在の「認知症を取り巻く状況」を俯瞰出来る構造になってるのが素晴らしい。
もうひとつのすごさは、医者視点とか介護者視点とかではなく、今まで使えていた自分の脳が段々使えなくなる。そしてそれに恐怖を覚える、結果として妻に夫に「あなたは誰ですか?」、「なんでこの人は私を世話してくれるんだろう?」、「なんで私はこの家に居るんだろう?」という疑問に行き着く、というリアルな患者視点の描写が素晴らしい。こういうのは今までなかったような気がする。
しかし、人間の脳ってホントに興味深いなぁ。
認知症に効く薬の開発物語から介護の現場のエピソード、はたまた回想療法や臨床美術といった薬に頼らない療法の紹介までホントに今現在の「認知症を取り巻く状況」を俯瞰出来る構造になってるのが素晴らしい。
もうひとつのすごさは、医者視点とか介護者視点とかではなく、今まで使えていた自分の脳が段々使えなくなる。そしてそれに恐怖を覚える、結果として妻に夫に「あなたは誰ですか?」、「なんでこの人は私を世話してくれるんだろう?」、「なんで私はこの家に居るんだろう?」という疑問に行き着く、というリアルな患者視点の描写が素晴らしい。こういうのは今までなかったような気がする。
しかし、人間の脳ってホントに興味深いなぁ。
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