Boston在住の渡辺由佳里さんから唐突にツイッターでDMがきた。今年の6月8日。なにかというとツイッターに関する書籍の執筆のために取材させて欲しい、と。それは7月にやった「生活目線でがんを語る会」のサポーターさんを募集し始めたあたりだ。
あまのゆかさんとタイムラインで話をし始めたのはいつだったかもう忘れちゃったけど、とにかくなんかできないかな?と思って声をかけて一度だけテレビ会議で話をして、それからサポーターさんを集めて、登壇者を集めて、という流れで開催にこぎつけたんだった。思い出したw
ということでその辺のエピソードも入れていただいて
「ゆるく、自由に、そして有意義に ストレスフリー・ツイッター術」渡辺由佳里著
という本が今手元にあるのです。生活目線でがんを語る会のエピソードが載ってます。
さっそく読んでみて後半のツイッターの迷信と真実という辺りに目新しさというか「そうだよ、これこれ!」という感覚を覚える。特にツイター疲れとかちょっと挫折しちゃった時に対処法とあたりがいわゆるハウツー本にない深みというか人間の厚みを感じる。
でも、せっかくだから109pのおしまいに書いてある
「ツイッターはただの暇つぶしのSNSではない。そう感じさせてくれる例です。」
辺りを当事者として書いてみたいと思います。つまり「ツイッターを使って何かを始めるにはどうしたらいいのか?」という辺りを。ハウツーとまではいかなくてもちょっとは皆さんの参考になるように。
何かを始めたい?
この本に書かれてるように実際にツイッターで転職先を見付けたり、仕事の依頼が来たり、という例は多いと思うのです。なぜかというとツイッターがかなり全人的な特徴を曝け出してしまうツールだから。いいところばかりじゃなくて、ちょっとした欠点?みたいなところも出ちゃうのです。
怒りっぽい人とか喧嘩っ早いとかいっつもネガティブな人とか。人見知りは人見知りなりに、口下手さんは口下手さんなりに。でも、逆に100の言葉を尽くさなくても、いつもの一言や引用したURL、AAや顔文字だけでもみえちゃうわけです。
そしてある程度、そうやって人となりが分かってくるとちょっとぐらい失敗しても大丈夫になる。大目に見てくれる。それはちゃんと蓄積があるから。完璧な人間はいません。それを無理に装わなくてもイイと思うのです。
ある程度、ツイッター上で反応を貰えるようになったら、「アタシこういう事がしたいんだけど、だれか知りませんか?/一緒にやりませんか?」って言う問いかけをするにはぴったりな場所なんです、実は。
ツイッターはオープンでフラットな場所です。
なぜか?
1)自分が知らなくてもだれかに向けてRTしてくれる=伝搬力が強い。
2)フィードバックをスグに貰える=@やRTで来たり、スルーされたりする。ある意味、スルーも反応が無いという反応だと思えばイイ。ちょっと条件を変えるとか言い方を変えるとか時間帯を変えるとか。工夫も当然必要です。
3)誰もが意見を云ったり、返したり出来る=勿論、@が来たけどそれをスルーするのもあり。
ということで「自分も〜がしたいんだけど、ちょっとどうやったらイイのかわかんない」という人にはツイッターとあなたのフォロワーさんという素晴らしいツールと人間関係がある、と思うんです。ちょっと前ならこんなにオープンで突発的に人が何かを始めるためのツールはは無かった。いわゆるパソコン通信とも違う、オープンでフラットな関係が出来るツールだなぁとつくづく感心します。
今回のように何かを勉强したい、でもどうやればイイのかわかんない、というひとは周りの人に訊けばいい。都会に住んでいなくてもツイッターなら日本中、世界中からヒントを貰える可能性がある。
そのために、有名人ばかりじゃなくて自分の興味と合う人、知りたいことを知ってそうな人をフォローして交流を深めればいい。勿論、「教えて教えて!」じゃだめです。自分を知ってもらい、相手をしることから始める、これ会話の基本です。そしてあまりに頑張りすぎて疲れ果てないこと。なにかを問いかけてダメなら次の機会までちょっと頭を冷やして待てばいい。そういう割り切りも大事。
そういう辺りがちゃんとこの本の4章、5章あたりに書いてある。さすがだ。
ただ、老婆心ながら一点だけ注意を。「アタシ、アラサー女子だけど結婚がしたいの!どうしても!」っていうひとはよっぽど戦略を考えないと難しい。当然、男子も。
ちなみに私が知ってる完璧な戦略でツイッターを使ってケコンと妊娠を手に入れた某女子の戦略はそれは戦略的なものでした。
でも、それはまた別の機会に。
こんにちは、渡辺由佳里です。
その節は大変お世話になりました。
「完璧な戦略でケコンと妊娠を手に入れた某女子の戦略」というのはなかなか面白いですね。今度こっそり教えてください。
これからもどうぞ宜しくお願いします。
投稿情報: 渡辺由佳里 | 2010/11/22 10:03