ツイッターでメモったまとめはこれ。http://togetter.com/li/62677
感想を書くとツイッターというシンプルなツールが中国において市民が意見を交換したり、事実を伝えたりするための重要な働きをしている、ということに尽きる。
日本にいると分からないけど、いつでも誰かに監視されてる感覚とかニュースが常に修正されているとかそういった感覚を持ちながら、ツイッターという簡単で監視が非常に難しいツールを手にいれたことで初めて自由にモノを言う機会が中国人に現れたと。そこの感動がどうしても日本のように生温い環境にいるとわかんないかもしれない。なんとなく安替さんがちょっともどかしいっていう表情だったのが印象的。それに一応、中国大使館の眼と鼻の先で言えることと言えないことがあるっていうのも。
会場はこんな感じ。真ん中の通訳役のふるまいよしこさん(http://twitter.com/furumai_yoshiko)に隠れちゃってるのが安替さん(http://twitter.com/mranti) 。
立って喋ってるふうなのはGLOCOMさんの庄司さん(http://twitter.com/mshouji)。
ただ、結論を先走って聞きたかった「この先、中国はどうなるんでしょうね?」っていう話は、「それぞれがこうしたいという思いがあるはずで、それは尊重すべき。どうなるかはわかりません」って言う風にちょっと煙にまかれちゃった。というか他の皆さんの質問が長くてもう質問する気が失せた。ゴメン。
あと「言論の自由についても民主化を目指す人だけじゃなくて民族主義を志向する人たちにも認められるべき」という辺りがバランス取れてるのかなと。ちょっと目からウロコだった。
それと温家宝は個人的にすごく認めてる(というか好きって云ってたかな?)らしく、やっぱり何がなんでも政治家が悪いって言うわけでもなく是々非々で進んでいくんだろうなぁと思った。
最近の事件とか中国政府の動きから日本でも「中国の覇権主義をなんとかしないと」という気分が高まってる気がする。ただ、実際には向こうで暮らしている人にはこっちに流れている情報すら流れていないし、日本人がこう思っているっていうことすら知らない。
「下手するとまだ日本の総理は小泉純一郎だって思ってる人がいても不思議じゃない」
というぐらいに情報が届かないのだ。なんたって政府がニュースを全部コントロールしてるんだから。だから、蒼井そらがタマにする中国語のツイートで中国人のツイッターユーザーにちゃんと認められているなら、日本に居る中国をなんとかしたいと思っているツイッターユーザーは中国語(簡体字)で情報をバンバン流せばいいんじゃね?って思う。アキバでアホなデモやるよりもずっと効果的だよ。
それとちゃんと中国のネットユーザーを集めて定期的に面談っつーか懇談しろと。これは中国大使館と外務省へのリクエストね。最近は韓国だってやってるらしいし。そうやって地道に情報を流すべき。という安替さんからのアドバイスでした。
ということで最近の(あんまりいい方向ではないけど)興味のネタであるイスラエルの他に中国もウォッチリストに加えようかなと。イスラエル人よりは親近感あるしね。中華料理美味しいしw
Twitterってまだ大陸からアクセスできるんですね。
下手に盛り上がるとtwitter.comと関連サービスサイトが根こそぎアク禁になる日も近いんじゃないかとも思います(ちなみにYouTubeは見らんないけどニコ動は大丈夫らしい)。
富裕層は物ともせずに金融・投資情報を軸とした世界の動向をつかんでて、日本でお買い物もしてますね(まだ銀座や六本木にいっぱいいてはる)。でもそういう人民離れな人たちは持ってる情報を一般人民には流さない。
中国人によると最強なのは「メール」だそうです。「メールがあるから没問題」。つまり一般人民の情報過疎や政治による情報コントロールなんてどうでもいいのでしょう。
日本も何者かによってマスコミの流す情報は制限されてて、ニュースソースがテレビだけの一般人民と、ネットで海外の情報を積極的に取りに行ってる人たちとでは乖離が生じてるし、「マスコミなんて信じるな!」って「情報」が泳いでるのが偏ったネットの中だけだったりするので、欧米から見ると極東の情報流通に関しては大陸も半島も島国も区別がつかないこともあるんじゃないかと思います。
試しに「美国も最近は共産化してます」とか「東アジア人が民主化しても日本みたいになってろくなことがありません」などと簡体でつぶやいてみようかな(笑)。
投稿情報: コーノ | 2010/10/25 19:20