オマー・シャリフがこんなにおじいさんになっちゃってるとは思わなかった。しかしタイトルの「コーランの花たち」はちょっと具体的過ぎるw
トルコ移民のおじいさんとユダヤ系少年の「人生は続いていくのだ」物語と言ってしまったらそのまんまの物語。少年を取り巻く状況が悲惨過ぎるのにとてもカラッとしててとてもよろしい。
イザベル・アジャーニがチラッとだけ出てくるけど、それよりなにより主演の男の子(ピエール・ブーランジェ)の表情がすごくイイ。オマー・シャリフはもう自然すぎて逆に印象が薄いぐらい。あと冒頭から10分ぐらいで大体の状況を理解させちゃう脚本がスゴイなぁと。
親に捨てられても、彼女にフラれても、大好きなおじいさんが居なくなっても、とにかく悲惨なことだらけなんだけど、それでも人生は続くのだ、という結末がちょっと苦くて、でもちょっとホッとしたりして、観終わってから生きてて良かったねって思えるので正解なんだろう、これで。
しかし60年代のパリってこんな感じだったのかな?意外とアメリカに対する憧れみたいのがそこかしこに現われてて面白かった。しっかしパリの男はいっつもタバコ吸ってるwww
一応、上映当時のインタビュー記事もメモとして。
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