杉浦日向子さんの著作から江戸に関する一文を取りまとめた実に清々しい新刊、「粋に暮らす言葉」を読んだ。読んだというよりも杉浦日向子さんが喋ってるのをアタマの中で再生してるって感じ。
それくらい彼女の言葉自体が粋に響いてくる。本のデザインもステキ。
今のご時世、「節電しないと!」とか「もっとガンバレ!」みたいなせっかちさんな日本人はこれ読んで肩の力を抜くとイイと思う。
余計な物は持たない、無駄を愛する、美も醜も大事、頑張らない、その日暮らし。江戸の無名人のみなさん、素晴らしい。
タイムマシンが有ったら、絶対に江戸時代に行きたいなぁ。
ランチタイムにひとつだけ引用。
何の為に生きるのかとか、どこから来てどこへ行くのかなどという果てしのない問いは、ごはんをまずくさせます。『うつくしく、やさしく、おろかなり』
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