とあるところでKDDIさんの「中高生の携帯使い方講座 for 親御さんバージョン」みたいなお話を伺った。つまるところ、そこで紹介されたのはこんなこと。
「こんなにリスクがイッパイあるんだから、中高生は携帯使い過ぎないようにしましょう。」
「携帯はスマホになるともうパソコンです。だから色んなことができます。どんどん使い倒してください。」
何を言ってるのかわかんないかもしれないけど、どっちも正しい。そう、携帯やスマホは便利なツールだけど、便利な分、危険性もある。だからちゃんとそのリスクを理解して使うのが正解。携帯では実名明かすな、スマホではアプリを使い倒せ、ってそれってどうよ?まぁ、身も蓋もない。
でも、中高生が遭遇してしまうリスクのところで紹介してくれた「プロフに実名とか書き込んじゃいけません」というのは対処療法でしかなくて「どうしても書き込みたい!」という欲求の元を断つことはできないわけで。
『そういう欲求の底辺には「認められたい」とか「寂しい」とかそういう感情があるんじゃないか?』というのがKDDIさんの担当者からのコメントだったんだけど、まぁ、そんなには外れてない気もする。
で、いっそのこと、そういう中高生には「期限を設けて別名でネットをやる」というのをやったらイイんでないかなぁと思うわけです。つまり、「自分のことをネットに書いて見てもらいたい」という欲求と「実名のリスクを減らす」の双方を立てるためには、「匿名・別名でネットをやって炎上もリスクも@してもらってウレシイ!も体験させる」という方法。性別も年齢も保護者やメンターと同意の元で設定して行う。そういうのはどうかなぁと思うわけです。で、終わったら保護者にちゃんとレポートする。こんなことがありました的な。
ただ、そのままやり続けるとそれはそれでヤバイので期間を設定する。例えば1年間。もちろん、途中でもうやめた!もアリ。その場合もちゃんとレポートさせる。
なんだ、これ、要は社会見学じゃん。リアルで実施される数日間の社会見学をネットでやる。そういう発想でもいいかもしれない。
なんでこんなことを思うかというと、ネットでのリスクを何もリアルで経験せずにいきなり実名デビューはかなり厳しいんじゃないかなというのが最近のネットでのトラブルを見ながら思っている。かといってヘンに悩んで別名でキャラ作られてそこで二重人格みたいになるの独りで背負うのも大変だ。こういうのって座学で教えてもわからないし、第一、座学で教えることができる人が学校にいない。面倒見をする指導役にはネットのマーケティングを請け負う民間企業はイッパイあるので、そういうところが学校と契約してメンターとして学生の匿名・別名アカウントをWatchすればイイ。出来れば複数社で。まぁ、otsuneさんみたいな有名なネットウォッチャーさんが請け負ってもイイし。
ということでいきなりこんなこと出来ないと思うので、うちのチビッコのネットデビューはお父さんがいつもお世話になってるネットでのお知り合いに期間限定でメンターになってもらおう、そうしようとなんとなく思ったお盆の夜。
最近のコメント