マジで映画の制作って死ぬほど辛いのね、ってことがしみじみわかるスゴ本を読んでしまった(全部じゃないけどw)。コレ読むと音楽もアニメも大変だろうけど、それにしたって映画の大変さはハンパないねって思えてくる。関わってる人数が段違いに多いもんなぁ。
ということでもうSFというかハードボイルドって言っても許されるんじゃないかなと思う名作、「ブレードランナー」のメイキングを書いた本がコレ。
映画の中では愛し合うハリソン・フォード演じるデッカードとレプリカントのレイチェルが実はお互いに大嫌いだったとか「鳥」のモチーフがいろんな所で出てくるとかビルの壁に映されるでっかい芸者のCMで飲んでるのは避妊薬っていう設定だったとかイギリス人監督とハリウッドのスタッフの不仲がヤバかったとかとにかくネタ満載。
一番びっくりしたのが、デッカードとロイが戦う場面で最後にロイが呟くセリフがルトガー・ハウアーのアドリブだってこと。「Time to Die」だったかな?「死ぬ時が....来た」っていう辺りのセリフね。あとその時に抱えていた鳩が実は雨の降らせすぎで飛ばなくて歩いて行っちゃったので、しょうがなくて後から鳩を飛ばす映像をとって差し込んだとか。
それとこの著者さん、映画の進行と同時並行で取材してたっていうんだからアメリカの映画関連産業はスゴイ。そんな企画が通っちゃうんだから。
なんにしても映画を作るのは大変です。プロデューサーなんて予算と日程の進行管理で死んじゃいそう。今晩のBSの「ブレードランナー ファイナルカット」放送記念ということで書いてみた。
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