電通ギャルラボさんによる「パギャル消費」というのをナナメ読みしましたので感想文でも。
どうやら日本の女性の大多数には電通さんによると「ギャル成分」が含有されているんですってよ、奥さん!
ということで「ギャル」っていうカテゴリーを形成する特徴を抽出して今の女性にあてはめてるとかなりの人がそこに含まれちゃうらしい。なのでこれからのマーケティングとかにはその成分にヒットするやり方で施策を作らないとだめですよ、という有り難い調査レポート。実際にインタビューとかもあるけど、まぁ、これをギャル(もしくは電通さん定義の半端ギャル=パギャル、ギャル成分高めの女子)っていえば、そう言えなくもないと思う。
まぁ、なんとなくだけど「ギャル成分多めになるようにコンテキストを造りましたけど、気にしないでね!」って言われてると思えばそんなもんかと。
あと、事例として上げられているホンダさんのFitの女性仕様の車の宣伝に媒体ごとに違う車の色、クリエイティブを使ったってヤツ、コレって別に対象がギャルかどうかは関係無くね?
とりあえず使い方としては今後の女性向けマーケティング施策を立てる時はコレ思い出してね!ってことでヨロシイでしょうか。ちなみに奥付にこの調査に関わった電通社員の所属と氏名が入ってるので、提案書を書くときには電通社内的に、もしくは提案を受けるクライアント的にとても役に立ちますよね(棒読)。
ちょっとだけ気になったのはパギャルにとって仲間と一緒にいる時には盛り上がるための「発言力」も大事だけど、仲間を守るための「沈黙力」が大事だと書いてあるところ。これっていわゆる瞬時に空気読んで盛り上げることが一番大事、そして盛り上がらない要因を排除するための瞬間的な判断力が大事、ってことだろうか。なんか仲間と盛り上がることを最優先にしてそうじゃないことを止める、同じ地平線のどこかに「いじめ」が見え隠れしてるところがスゴク気になった。なんだ、同じことだ、と。
なんかなぁ、人間、あんまり変われないってことだろうなぁ。この本のココが個人的に一番タメになった。ありがとうございました。
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