この本が出たのが2005年なんだから今より少しは良い状況だったのかもしれないけど、まさに今のワカモノが読むのに最適な処世術を解りやすくカジュアルにそしてルビ付きで読みやすく解説してくれる本だった。
「個性なんて追い求めるな」「友達なんてテキトーに利用すればイイ」「モテるなんて異常事態なんだから気にすんな」「幸せなんて永遠に続かない」などなどマジメに読むとアレだけど文体と同じ程度に気楽に読んで「ふむふむ。このオヤジ、ホントにテキトーだなーww」なんて言ってればイイ。
世の中にはいろんな人が居て色んな商売があってそれぞれのポジションを見つけて誰かと暮らしていって、でもいつかは死んだり離れちゃって家族が解散したりする。そうやって昔っから人間は生きてきたんだぜ!っていう暮らしの秘訣をちゃんと教えてくれるので若い人はぜひ読むように。すーぐに自分も歳とってオヤジ・オバサンになるんだからさ。
「好きなことは?と質問されて答えにつまるのだったら、「自分が楽に続けられそうなこと、努力を苦痛には感じないですみそうなこと」を思い浮かべてみるといいのである。」っていうたぐいの至言が満載。
一番気に入ったのはこれかなぁ。
あまりになんのためらいもなく、「正しさ」がデカい声で主張される場面に出くわしたら、ぜひ、ヤングには、警戒してほしいなと、ワシは思う。
もう震災後の今にピッタリのオヤジの格言であーる。
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