スゴ本オフでゲットした「七王国の玉座」こと「A Game of Thrones」の第一作目を読みました。今回の出張でボストン~ルクセンブルクの間もずっと持ち歩いて読んでたんだけど、やっと読み終わった。
ボストンに居る時にジェイ・レノが彼のショーのなかで「エドワード・スノーデンってさ、なんかGame of Thronesに出てきそうな名前だよねwww」っていうジョークを飛ばすぐらいにはアメリカで大ヒットしてるHBOのドラマシリーズの元ネタ、という紹介もどうかと思うけど、一時間モノのドラマをワンシーズン10回作るっていうのが、この大作にはあってるかも。もう2時間程度の映画には収まらない内容の山盛り感。
これは世界観がよく分かるHBOのトレイラー。みてるだけでドキドキする。
読んでみて思ったのは、あぁ、これは「オンナと子どもと狼の物語」だな、と。出てくる大人達、主にオトコ、はちゃんと自分の役割をわかってそれを全うしようとする。だから戦士は戦士として戦うし、裏切りもお約束のように出てくる。そういう意味では想定通りであんまり驚きが無い。ところが最初のうちはなんかあんまりにも幼くて頼りない感じだった子どもたち、女たちがどんどん成長していったり、覚醒していく。その彼らが物語をどんどん回していくっていう感覚。
そして人間ではないけど、子どもたちの成長と活躍?に欠かせない大狼の存在。なんかもののけ姫に出てくるあの白い狼を思い出しちゃうよね。もののけ姫が1997年でこの原作が1996年に出版されたんだから、こっちが先なのか。
シリーズのしょっぱなということで、出来上がっていた王国の仕組みを説明しつつ、それを壊していく、つまり物語を進ませるためには変化していく子どもとオンナが必要だったんじゃないか。そんなことをずっと思って読んでいた。これがル・グインとかだと戦いの場面より葛藤とか悪夢とかそういう心の描写がメインになるんだろうけど、さすがジョージ・R・R・マーティン、思いっ切り戦ってます。ホント、映像化されるのが今で良かった。10年前じゃこういうのは出来なかったと思う。
あ~、はやく次が読みたい。次はコレかな。
王狼たちの戦旗〔改訂新版〕 (上) (氷と炎の歌2) 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕 (下) (氷と炎の歌2)
ということで「七王国の玉座」っていう邦題、しばらく「七王国の王座」だとばっかり思ってたけど、玉座なのね、間違ってた。で、HBOのセルビデオの方は「ゲーム・オブ・スローンズ 七王国戦記」っていう名前になってるのは妥当な線だと思います。
どうもChromeだとアマゾンのアフィのiframeが表示されないのでテキストでも置いておこう。
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