今日の「山」のスゴ本オフ用に読みました。なんかさー、司馬遼太郎と沢木耕太郎はさー、どうしてこうも「見てきたような物語」になるんだろうって気づいてちょっと笑っちゃったわ。
とにかく2002年にギャチュン・カンというヒマラヤの壁に挑んだクライマーとその奥さんの話が描写されてるんだけど、「お前は隣でソレ見てたんか?一緒に行ったんか?」っていうぐらいにキッチリと描かれている。
いや、まぁ、良いんだけどさ。ここまで上手く書かれると逆にシラケちゃうっていうのは初めてだわ。物語としては凄まじいヒマラヤでの遭難ネタなんだけど、あっさりし過ぎてて逆に恐ろしい。
主人公の山野井泰史さんについてはココで。
アマゾンのアフィリンクはコレです。
凍 (新潮文庫)
巧すぎるノンフィクションはあんまり冷静になって読んじゃいけませんというのを思い出した今日この頃です。
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